しあわせ日記
生活の向上感
「国民生活に関する世論調査」(内閣府)より、
生活は、去年の今頃と比べてどうか?
「向上している」5.7%、「同じようなもの」72.0%、「低下している」22.1%。
何を基準に考えるかは人それぞれだと思いますが、去年の今頃よりも「自分の生活が向上している」と思えるのは幸せなことです。
ただし、どうして向上したかが重要です。景気がよくなったとか、自分の周囲に何かいいことがあったとか、運がよかったとか・・・いわゆる他力の場合には一時的なものであり、反対に他力で今後悪くなる可能性も高いでしょう。
そうではなく、自分の努力によって「一年前よりも向上した」と思える人は、同様の努力を続けることで今後も向上することが期待できるでしょう。「これからも良くなる」と思えるのは、とても幸せなことだと思います。
心の豊かさを大切に考えるのなら、去年の今頃よりも幸せに(暮らせるように)なれたかどうかが大事でしょう。
何かをするためには、それを為すための能力が必要です。幸せになるためには、「幸せになる能力」が必要です。幸せになろうと思っても幸せになれない人は、幸せになる能力が足りない、と考えることができます。「幸福度は、その人の幸せになる能力に比例する」と言ってもいいでしょう。つまり、幸せになる能力を向上させていけば、それにつれて幸福度を高めていけるということです。
幸せになる能力を向上させるためには、「自分を育てよう」という目標をもって努力することです。そのためには、自省する時間をもち、自分(の感情や考え方や行動など)を知り、不幸になる考え方や行動を改め、幸せになれる考え方や行動に変えていくことです。
また、幸せになるための努力の中で自分を育てられるといいのです。
たとえば、夢や愛をもって生きる中での様々な経験を活かせるといいのです。「夢が自分を育てる」「愛(もしくは、人)が自分を育てる」ということがあるのです。
幸せになる能力は本来、自分の人生の中での経験を通して養っていくものです。その際に、「自分を育てよう」と意識している人といない人では、大きな差があるのです。
自育を愉しむことができるようになると、なおいいでしょう。
幸せになっていく(幸福度を高めていく)ためには、自分を育てていくのがいちばんだと思います。
自分を育てる心がけをちゃんと続ければ、「一年前に比べたら、少しは幸せに暮らせるようになれた」と、きっと思えるでしょう。
そうすれば、「(これからも)自分を育てていけば、少しずつ幸せに(暮らせるように)なっていける」とも思えるのです。自分が少しずつ進歩していることを実感できるのは、うれしいことです。これからも、さらに進歩していけると思えます。
生涯少しずつ幸せになっていけるというのは、とても幸せな生き方だと思います。ですから、「少しずつがいい」のです。
生涯少しずつ幸せになっていける生き方は、いつでも「今がいちばん幸せ」と思える生き方でもあります。