第11講 自分を育てるためには 考え方を変える

 自分を育てるため、自分を変えるためには、「考え方を変える」ことからだと思います。
 考え方を変えるためには、自分の考え方(の習慣・クセ)を知り、それを改善していくことです。

 まずは、「私には、こういう(時に/事で/考え方をして)イヤな気もちになるクセがある」と気づくことです。

 自分を省みる時間をもち、自分の生活の中でイヤな気もちになった時を想い返してみれば、きっと気づけることがあると思います。

 気づいたからと言って、反省したり、すぐに直さなければならないなどと考える必要はありません。ただ、「そういうクセがある」と知るだけでもいいのです。
 自分のクセを自覚すれば、生活する中でクセが出てイヤな気もちになった時には、「またこのクセだ」などと気づきやすくなります。その時に、不幸になる考え方のクセをストップして、幸せになる考え方を心がけることができるようになれればいいのです。

 その場で幸せになる考え方を見つけることは難しいかもしれませんが、自分を省みる時間になら、そのクセが出た時に役立つ幸せになる考え方を考えられるでしょう。あらかじめ用意しておけば、その場で試すことができるでしょう。
 うまくいけばそれを続け、うまくいかなければさらに工夫すればいいでしょう。

 クセは何度も出るものです。一つの不幸になる考え方のクセに気づき、考え方を切り替えられるようになるだけでも、悪い気分で過ごす時間をけっこう減らすことができるでしょう。

 自分の考え方を一つ一つ、幸せになる考え方ができるように変えていけば、それだけ気分よく過ごせるようになり、幸せに暮らしやすくなるでしょう。


   

第11項 自分を育てる

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