
しあわせ日記
人生の荷物
12月26日が誕生日の徳川家康(1542年生まれ)の言葉。
『人の一生は重き荷物を負うて遠き道をゆくがごとし』 徳川家康
誰でも、何かしら荷物を持っているのだと思います(幸せが重荷になることもある)。
「重い、重い」「つらい、つらい」「イヤだ、イヤだ」などと 思っていると、荷物が余計に重く、つらく感じられるでしょう。
まわりの景色を楽しんだり、人と話をしたり、歌をうたったりしながらだと、荷物があることも忘れられるのではないでしょうか。
その前に、荷物をしっかりと身体に背負い、自分の身体の一部のように思えると、なおいいでしょう。荷物は(イヤがって)身体から離せば離すほど、身体のどこかに負担がかかり、重く感じられます。
慢性的な問題とうまくつきあっていく覚悟をし、悩みや問題があっても(それなりに)幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。
『いろんなものを背負っている人は、辛い思いもするでしょうが、
それが生きていく強さになってくる』 役所広司
重荷を負うことで強くなれる、大変なことは自分を鍛えてくれる、とも考えられます。
ラクばかりしていると、自分を甘やかすことになってしまいます。自分を弱くし、苦しみやすくなってしまうのではないでしょうか。
重荷を置いて休むことも大事でしょう。
心を休めるためには、心の重荷をおろすことです。自分が抱えている悩みや問題、イヤな(人の)ことなどを頭の中から追い出せるといいのです。
そのためには、何かに集中することができるといいのです。気分がよくなれるものだと、なおいいでしょう。
一つの方法は、五感(視覚/聴覚/嗅覚/味覚/触覚)に集中する方法です。たとえば、自然の美を見る、モーツアルトを聴く、香りに集中する、食べ物や飲み物を味わう、何かと触れあう・・・。
重苦しいことを考えないためには、何かに夢中になれるといいのではないでしょうか。
人生の荷物は軽いほうがいいとも思います。余計な荷物はもたずに、自分に負える、自分に合った重さの荷物を選べるといいでしょう。
力がつけば、それにつれて少しずつ重い荷物ももてるようになるのではないでしょうか。