読書日記

  幸せが重荷を作る

 『心のシンプルライフ』(ヒュー・プレイサー)より、
“惨めさ”を正当化する8つの思い
3、幸せを保証するはずの条件がさらなる重荷を作る
 いわゆる幸運に恵まれたり、求めていたことが達成されたことによって、かえって人生が混乱してしまう――これは人生のパラドックス。
 たくさんのモノを所有するのも人類共通の夢の一つですが、人より多くのものを所有しても結局幸せにはなれません。
 欲していたものが手に入ったのに、長年の望みが叶ったのに、目標を達成できたのに、・・・幸せになれない、むしろ不幸になってしまうというようなことが実際にあるのです。
 たとえば、マイホームを手に入れたのに、出世したのに、結婚したのに、成功したのに、大金が手に入ったのに、・・・幸せだったのは一時的で、返って大変なことが多くて幸せには暮らせない。

 大きな幸せを得た際の落とし穴のようなことがいろいろあります。
 たとえば、さらなる欲がでて現状に満足できなくなったり、油断をしたり怠惰になったり、傲慢になって人間関係を損なったり、幸せを失うこと怖れたり守りに必死になったり、・・・。

 欲しいものはいろいろあると思います。でも、幸せに暮らすために必要なものはそんなには多くないと思います。
 たとえば、幸せに暮らすためにはある程度のお金は必要でしょうが、それ以上あっても幸不幸はあまり変わらないそうです(お金と幸福感)。
 ある程度のお金や物を手に入れた人は、そこから何かを減らすことを考えたほうが幸せになりやすいのではないかと思います。そのためには何かをあきらめる必要があるのかもしれません。

 もちろん、大きな幸せを得た場合には、それを活かして幸せに暮らすことが何よりも大事です。
 でも、その幸せが他の幸せの重荷にならないように、注意と脱力ができるといいのではないでしょうか。



   

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