読書日記
荷物を背負って生きていく
PHP1月号の『明日への思い』は役所広司さん(俳優)。
身軽で生きている人は軽やかで楽しそうだけれど、それでは精神の筋肉は鍛えられない。いろんなものを背負っている人は、辛い思いもするでしょうが、それが生きていく強さになってくる。人生とはそういうものではないでしょうか。
心の中にしっかりとした使命感をもちながら、必死になって荷物を背負って生きていく。そこにこそ人としての美しさや輝くが生まれてくる。くじけそうになっても、君が背負っている荷物を下ろしてはいけない。
自分を甘やかすことは、長い目で見ると自分のためになりません。
自分を弱くし、苦しみやすくなってしまうのではないでしょうか。
また、幸せになる考え方や行動もできなくなり、幸せになりにくくなるでしょう。
荷物にはそれなりの価値(幸せ)があるのだと思います。重ければ、それだけ高い価値があるのでしょう。
重荷を下ろすことは容易いですが、それによって失うものもあるはずです。
また、重荷を負うことで強くなれるというのも価値あることでしょう。
ただし、荷物が重すぎて、心身の健康を害するようでは困ります。また、苦しかったり疲れ切ったりして生活をまったく楽しめないのも問題だと思います。
自分に負える、自分に合った重さの荷物を選べるといいでしょう。力がつけば、それにつれて少しずつ重い荷物ももてるようになるのではないでしょうか。