慢性的な問題としてうまくつきあう
自分の身体も心も強いに越したことはありませんが、万全ということはないと思います。どこかしら問題を抱えていたり弱い部分を持っているはずです。
そんな自分とうまくつきあうことが大切だと思うのです。
「一病息災」という言葉もあります。一つぐらい慢性的な病気を抱えているほうが健康に気を使って生活する分、健康に気を使わずに暮らしている人よりも、長生きするということです。
また、ほとんどの一流スポーツ選手は身体のどこかしらに問題を抱えていると言います。それだけギリギリのところで勝負をしているからだと思います。一時的なケガや病気で練習を休むことはあっても、慢性的に悪い部分でいつも休んでいたら、選手生命は終わりになってしまいます。
慢性的な問題を抱えてしまっても、それで終わりと考えてはいけないのです。
自分の体や心に慢性的な問題があっても、ちゃんと生きることや生活を愉しむことをあきらめてしまうのはよくありません。問題とうまくつきあい、問題を抱えている自分とうまくつきあっていくことが大切だと思います。
そのためにはまず、自分の抱えている問題をしっかりと認知し、自分の一部として「うまくつきあっていこう」と覚悟することだと思います。そして、長い目で改善できるように努力したり、多少の痛みがあってもそれなりの生活をしていく努力と工夫をすることが肝心です。
「自分にはこの問題があるから」とあきらめたり、よりよく生きる努力をしないことがいちばんの問題ではないでしょうか。