しあわせ日記
自省
3月17日はマルクス・アウレリウス・アントニヌス (ローマ皇帝)の忌日。
「自省録」には、生き方や人間関係から心の問題まで、様々な考察と教訓が書かれています。
自分を育てるためには、自分を省みることが大切なのだと思います。
一日の終わりに自省する時間をもてるといいでしょう。
自分が目標としていることや心がけていることができたかどうか、振り返ってみるといいでしょう。
それなりにできたのなら、喜び、自分をほめてもいいでしょう。(完璧主義は不幸の元です)
また、一日の中での自分の感情・気分を知り、幸せになるためによりよい考え方や行動ができるように努力していけたら、と思います。
自省する際に気をつけなければならないのは、自分を責めるような反省をしないことです。
そのためには、自分の理想からの減点法ではなく、今までの自分からの加点法で考えることだと思います。「○○しようと思ったけど、思うようにできなかった」ではなく、「今までしなかったことを、ここまでやれた」と考えればいいのです。そして、必ず「次はこうしよう」と考えるようにするといいでしょう。
自省する時間は、あまり長くしないほうがいいと思います。多くて1日30分、できれば5分ぐらいでいいと思います。
「自分を育てる」という人生の中の一大事業を急いではいけません。「一つ一つ、少しずつ」変えていければいいのではないでしょうか。
自省したあとには、幸せな気分で眠りにつくことができるといいでしょう。
その際、その日に感じた幸せを思い出せるといいでしょう。そのことに感謝できると、なおいいでしょう。
また、「きょうも、よくやった」と、充実感を感じられるといいでしょう。
横になった時の心地好さを「幸せだなぁ」と思えると、幸せな気もちで眠りにつくことができるのではないでしょうか。
一日の終わりでも、週末でも、連休の時でもいいから、自分を省みる時間をもつにようにし、その習慣を身につけられるといいでしょう。
自分の行動・考え方の一つが改善されただけでも、その後の人生の質の向上を考えれば、大きな効果があるでしょう。
日々の工夫と心がけを続けることで、少しずつ人間として成長し、それとともに幸せに暮らせるようになっていけたらいいのではないでしょうか。