読書日記

  笑う健康法

 『幸福論』(アラン)より、
 もしある専制君主がぼくを投獄して権力を尊重させようとしたならば、ぼくは毎日ひとりで笑うことを健康法とするであろう。足を強化するためトレーニングをするのと同じように、ぼくは自分のよろこびを強化するためトレーニングをするであろう。
 しあわせだから笑っているのではない。むしろぼくは、笑うからしあわせなのだ、と言いたい。
 笑うことで免疫力や自然治癒力が高まるそうです。また、笑うことはストレス解消にもつながります。笑いは心身の健康にいいのです。
 他にも笑いの効用はいろいろあるようです。
 笑うことは、いろんな時に、いろんな場所で、簡単にできる、有効な健康法と言えるでしょう。

 笑うことで、よろこぶ能力(幸福を感じる能力の一部)を活性化できるのでしょう。
 たいていの能力は、使えば維持でき、使わなければ衰えます。そして、工夫して使えば向上させることができると思います。
 笑うことを日課のトレーニングとして、よろこぶ能力を強化できるといいのでしょう。
 幸福を感じることも練習(たとえば、ハッピー・ウォーキング)から始めてみるといいでしょう。幸福を感じる能力が高まれば、それだけ幸福に暮らせるようになれるでしょう。

 心から笑えている時には幸福な気もちになれます(笑う形だけでも少しは明るく元気になれるでしょう)。
 また、自分が笑っているとまわりの人にも伝わります。それが少しは自分に返ってきて、また自分も少し幸福な気もちになれます(幸福は伝染・反射する)。
 笑うことは、上機嫌の実践方法であり、幸福になる方法でもあると思います。



   

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