読書日記

  そよ風のように

 PHP5月号の特集は『「焦らない」ほうがうまくいく ゆとりのある人・心穏やかな人』。
 鎌田實さん(諏訪中央病院名誉院長)は、
 あるとき、人生の先輩であり、旅の達人である永六輔さんから、とても印象的な言葉をいただいた。それは、「そよ風のように旅をするといいよ」というものだった。
 何かやりはじめると、つむじ風のように周囲を巻き込みながら激しく突き進むところのあった僕を見て、永さんは、もっとゆっくりでいいよ、と言ってくれたのかもしれない。以来、いつも「そよ風のように」を心に留めながら、旅をしている。
 一所懸命に頑張るのはいいことです。でも、力が入りすぎたり焦ったりして心のゆとりをなくして、幸せに暮らせなくなってしまうようではよくないでしょう。
 少し心の力を抜いて急いだ心をスローダウンできるといいのではないでしょうか(思考のスローダウン)。

 そんなとき、「そよ風のように」と考えられるといいのかもしれません。
 そよ風はゆっくり進みます。
 周囲の人にプレッシャーや負担や被害を与えることもありません。むしろ、やさしさや心地好さを与えるでしょう。
 風にはと同様に争わない徳があるような気がします。
 また、そよ風は無理はしません。自然の流れで進めばうまくいくことも多いのではないでしょうか。

 「そよ風のように」を実践するためには、ゆっくり進むことを恐れない勇気が必要でしょう。
 また実際には、それにふさわしいスピードで継続可能なことが大事でしょう。

 「そよ風のように」自分のペースで生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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