しあわせ日記
6月1日(日)心の力を抜く
今月からちょっと力を抜いていこう! とか、きのうの日記で書いたのですが、「力を抜く」って意外に難しかったりもします。
「力を抜く」ことついては、以前にも書いたことがあります。
人生相談を読んでいると、「もう少し(肩の/心の)力を抜いたほうがいいのにな」と思うことがよくあります。
そう言ってあげたら、それだけで「少しはラクになった」と思える人もいるでしょうが、「でも、どうやって?」と思う人もいると思います。
今回は、「心の力を抜く方法」を考えてみようかと思います。
きょうの日記は
手ぬきじゃない!? ハオハオ
6月2日(月)手を抜く
「力を抜く」ということは「手を抜く」(やらない)のではなく、「少し力を抜いてやる」のがいい、と以前に書きました。
それはそれでいいのですが、「手を抜く」というのも「力を抜く」方法の一つだと思います。
やらなくても特に問題がないことなら手を抜く、ちょっとぐらい問題があっても無理をしないで手を抜く、ということがあってもいい思うのです。
手を抜けないためにすごくつらい思いを続けないほうがいいのではないでしょうか。
最近よく、「頑張らない介護」ということが言われています。
手を抜かずに無理をして介護して、自分の生活を完全に犠牲にすることはない、ということだと思います。
「手を抜けない人」の中には、「人に助けを求められない人」や「人に任せられない人」もいると思います。
そういう人は、ちょっと心の力を抜いて(手も抜いて)、人に助けを求めたり、人に任せたりできたほうがいいのではないでしょうか。人の力を借りれば、一人でやるよりも大きなことができるのではないでしょうか。
また、力を貸してくれた相手に厚く報いれば、いい人間関係ができるかもしれません。
「心の力を抜く」ことでも、手を抜くことができると思います。
考えてもしかたがないことや考えてもしかたがないことを考えないようにすることです。
また、人の力を借りるために、人に相談したり、人に何かをお願いすることで、自分の心の負担を減らせるかもしれません。
「時には、手を抜く」ことを覚えたほうがいいのではないでしょうか。
6月3日(火)力を入れる時と抜く時
すごく力が入っていた時には、「力を抜いて」の一言でラクになれることがあると思います。でも、ふつうの時に「力を抜こう」と思っても、なかなかうまくできないものです。
身体の力を抜くためのいい方法は、一度グッと力を入れてから、フッと力を抜くことです。たとえば、「肩の上げ下げ」のように。
深呼吸も、そのまま吸おうと思ってもあまり吸えません。一度息を吐いてからだと、新鮮な空気をたくさん吸えます。
心の力を抜く時にも、集中して考える(悩む)時があって、力を抜く時があればいいのです。
だらだらと考えていると、うまく力を抜けないのです。
(集中して考えるためには、「紙に書いて考える」方法をおすすめします)
「やる時はやる」、力を抜く時はおもいっきり抜く、というのが良さそうです。
6月4日(水)力加減
力を入れすぎると、疲れるだけでなく、うまくコントロールができなくなってしまいます。
それは、身体も心も同じだと思います。
「○○できないといけない」「○○でなければならない」のような思いが強すぎると、つらかったり、うまくできなかったり、疲れたりしやすいでしょう。
力を抜くためには、まずは「力の入りすぎ」に気づくことでしょう。
つらい時や、うまくいかない時や、疲れる時などには、「力が入りすぎ?」「求めすぎ?」「頑張りすぎ?」「考えすぎ?」などと自問できるようになれたら、と思います。
「○○すぎ」とわかれば、「○○はいいこと、○○すぎるのはよくないこと」と考えれば、「もう少し力を抜こう」と思えるのではないでしょうか。
「○○したい」という思いが強すぎる場合には、「○○たらいいな」と考えてみてはどうでしょうか。少し力を抜いて考えることができると思います。
その時、その事によって、どのくらいの力加減がいいのかは違うと思いますが、時には、事によっては、力を抜いて、ちょっと「いい加減」でもいいのではないでしょうか。
「(ハオハオ、)まぁいいか」「(ハオハオ、)なるようになる」と考えられることが多くなると、だいぶラクに生きられるようになる、と私は実感しています。
6月5日(木)休む
力を抜くために有効なのが「休む」ことです。(当たり前ですが)
大変なこと、時間がかかることは、休み休みやるほうがいいのです。
休まずに疲れきってしまうと、生活に支障がでてしまうし、疲れがなかなか抜けなくなってしまいます。
悩みや問題を考えるのも、休み休み考えることが大事です。
休息以外にも、何か他のことに夢中になったり、愉しんだりすることが、いい休養になることもあります。
どうせ休むのなら、「積極的に休む」ほうがいいでしょう。
私は、頭がスッキリしない時に、「寝たフリ」というのをすることがあります。
横になるか、イスに座ったまま机の上に頭を伏せて、ぐっすりと眠っているフリをします。少し寝息を立てて、それに意識を集中します。(実際に眠ってしまうこともあるので、タイマーを20分とかにセットしておきます)
似たことを瀬戸内寂聴さんがしていると、テレビ番組の中でおっしゃっていました。瀬戸内さんの場合には、「死んだフリ」だそうで、もっとすごいです。
「フリ」でも、集中して休むことで、効果があるのです。(よろしかったら、一度お試しください)
休む場合に気をつけなくてはいけないのは、「休みすぎ」です。
「休みすぎ」は時間がもったいないだけでなく、逆効果になってしまうこともあります。気が緩んでしまったり、だらけてしまったりすることがあります。
また、寝すぎると体調が悪くなってしまいます。
なかなか「休むことができない人」もいます。休み時間にも、仕事や抱えている問題について考えてしまう人もいます。
うまく休みをとる、うまく気分転換をするというのは、長い目で見た効率をよくする方法です。
また何よりも、ちょっと力を抜くことで心身に余裕をもって、生活を愉しむためには、「いい休み」が必要なのだと思います。
6月6日(金)心を動かす
力を抜くためには、「動かす」という方法もあります。
たとえば、手や腕の力を抜くために、手をブラブラさせるような。
じっとしていると、どこか同じ所にずっと力がかかっているので、そこが凝ったり疲れたりします。
じっと立ち続けるのと、自由に歩くことができるのでは、歩けるほうがラクです。
心も、同じ状態を長時間続けていると、どこかが凝ったり疲れたりするのではないでしょうか。
心の凝りをほぐしたり、疲れないようにするためには、心を動かせばいいのでしょう。
感動できることや、夢中になって楽しめることなどは、すごく良さそうです。頭を使ったり、一喜一憂するようなゲームが、心のいい運動になることもありそうです。少しでも心地よくなれることなら、それなりに効果があるのだと思います。
自分の心が、凝り固まったような時、沈み込んだ時、すごく疲れた時などには、「心を動かす」方法を考えてみてはどうでしょうか。
6月7日(日)リラックス
「リラックス」というのは、力を抜いた状態なのでしょう。
ゆとりをもって幸せに生きるには、「安らぐ」「くつろぐ」というような時間が必要なのではないでしょうか。
ずっと張りつめていると、いつかプツンと切れてしまうような気がします。時々緩めたほうが切れにくそうです。
いろんなリラックスの方法があるのだと思います。
人はどんなものにリラックスするのでしょうか?
緑とか、水とかがある自然。花や動物。
見てリラックスできるもの、聞いてできるもの、香りでできるもの、触れてリラックスできるもの。
安らげる場、くつろげる場もあります。人によって違うでしょうが、家の中なら、居間、自室、風呂場などでしょうか。
安らぎを与えてくれる人もいるでしょう。夫・妻、子供、親、兄弟、友達など。
私がいちばんリラックスできるのは入浴中だと思います。半身浴でゆっくりと浴槽に使っていると、とてもリラックスできます。
あとは、横になって環境音楽やクラシックなどを聴いている時もリラックスできます。
精神的にリラックスして、さらにハッピーになれるのが、散歩中ですね。
できれば1日に1回、少なくとも週に何回かは、すごくリラックスした時間を過ごすことができたら、と思います。
6月8日(日)笑う
力を抜く方法の一つに、「笑う」ことがあると思います。
笑うと、自然に心の力が抜けるような気がします。
また、笑いながらだと、イヤなことを考えにくくなる気もします。笑いながら怒る人ことはできないでしょう。
いや、できる人がいました。竹中直人さん。
「笑いながら怒る人」というのは「芸」です。そのくらいに難しいことなのです。
それに、あれは心から笑っているわけでも、怒っているわけでもないのです。
「笑う」ことは、身体の健康にもいいということです。
笑うフリでもいいそうです。(たとえば、「バカ笑い」のような)
微笑みの表情をしていると、落ちついた考えや力を抜いた考えがしやすくなるような気がします。また、やさしいことを考えやすくなります。
(私は、「ハオハオム」と言って、微笑むことがあります)
表情というのはふつうは感情についてくるものですが、意識して表情をつくることで心(感情、考え)がついてくるということもあると思います。
心の力を抜いたほうがいいと思ったときには、笑えることをしたり考えたりしてみてはどうでしょうか。
微笑むだけで、少し心が和むこともあると思います。
6月9日(月)「ハオハオ」
心の力を抜く方法として、やはり「ハオハオ」も入れておきたいと思います。
「ハオハオで気もちがラクになりました」という人がたくさんいますから。
物事を「(特に、悪いことは)ハオハオ」と受けとめることで、イヤな気もちが軽くなります。
「ハオハオ、まぁいいか」と受け流せるようになると、小さいことを問題化しないで、ラクに過ごせるようになれるでしょう。
「ハオハオ、なるようになる」と考えられるようになると、将来の心配が軽くなります。
「人はハオハオ」と思えるようになると、人づきあいがラクになるでしょう。
「自分は好好」と思えるようになると、以前よりはずっと心が落ちつくと思います。
生きていく中では不幸な出来事もあるでしょうが、「ハオ好発想」ができるようになれば、いいきっかけやいい経験にできると思えるようになれます。
3Hの考え方を身につければ、「○○たらいいな」と少し力を抜きつつも、希望をもって、前向きに考えられるようになるでしょう。
「人生、いいことは好!好! 悪いことはハオハオで行けばいい」と思えるようになると、生きていくことが少しはラクに思えてきます。
このような「ハオハオ」の使い方や、「ハオハオ」の考え方が、心の力を抜く効果があると思いますが、「ハオハオ」という語感自体が力を抜ける要素だと思います。
「ハオハオ」と心の中で言うことで、なんとなくラクになれるのです。
そう感じられる人にとっては、それは「論より証拠」だと思います。
「ハオハオ」は、少なくとも私にとっては、ラクに生きるのに、いちばん役に立っている方法です。
それにプラス、「いいことは好!好!」と素直に喜べるようになることで、ハッピーに(幸せを実感して)生きることができます。
6月10日(火)力を抜けない人
力を抜くことができない人は、「まじめな人」なのだと思います。
でも、そのために無理をしたりして、幸せに暮らせないのは自分のためによくないと思います。
なぜ力を抜けないのでしょうか?
「力を抜こう」と思えないのはなぜでしょうか?
「○○すぎ?」に気づけないのかもしれません。
力を抜く方法を知らないのかもしれません。
手を抜く・休むというようなことができないのは、「勇気がない」のかもしれません。
「要領が悪い」のかもしれません。力を入れる所と抜く所、力を入れる時と抜く時がわからないのではないでしょうか。少し力を抜いたほうがいい結果がでることも多いのです。
人に頼めない、人に任せられないというのは「人を信じられない」のかもしれません。
「心が固い」のかもしれません。心の余裕がない、柔軟性がない、思いこみがはげしいのかもしれません。
無理をしてしまう、自分の幸せを犠牲にしてしまうのは、「自分を大切にしていない」のではないでしょうか。
もちろん、まじめで一生懸命なのはいいことです。
でも、自分にとって大切なのは「自分(の幸せ)」ではないでしょうか。
自分が幸せに暮らすために、時には、事によっては、「力を抜こう」と考えられるようになれたら、と思います。