読書日記

  水から学ぶ幸せのヒント

 『老子』(小川環樹・訳注)より、

 最上の善とは水のようなものだ。水のよさは、あらゆる生物に恵みを施し、しかもそれ自身は争わず、それでいて、すべての人がさげすむ場所に満足していることにある。このことが、(水を)「道」にあれほど近いものとしている。
  (『老子』第8章「上善如水、水善利万物、而不争、処衆人之所悪、故幾於道」)
 水にはいろんな性質があり、様々な働き方をします。
 水から学ぶ生きるヒントについては以前に書いたことがあります。
 水の性質としては、とらわれない、物を受け入れる、相手に溶け込む、柔軟、大きな力にもなる、自然、・・・。
 水の働きとしては、進もうとする、軽い物は押し流す、障害物を押すがダメなら避ける、一時的に乱れてもやがて元に戻る、洗い流す、・・・。

水は 好!好!

 幸せ道(幸せになる心の働き)にも共通するところが多いのです。
 水は低いほうへ向かって流れていきます。幸せの道ももしかしたら、低いほうに下っていくのかもしれません。そうすれば、あらゆるものが高く(幸せに)感じられるようになるのではないでしょうか。

 水は、いろんなものに潤いや活力などの恵みを与えます。生物は、水がなければ枯れてしまい、生きてはいけません。
 人を幸せにすることは幸せになる方法の一つです。水のようにあらゆるものを愛せるようになるといいのでしょう。

 水は謙虚で目立ちません。でも、水よりも美味しいどんな飲み物、どんな食べ物の中にも水が含まれているのです。
 同様に、幸せを感じられるすべての時に、幸せになる心の働きコントロールしているのです。
 幸せになる心の能力を向上されることで、もっと幸せを感じて生きられるようになるといいのではないでしょうか。



   

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