読書日記

  エキサイティングか平穏か

 『幸せを科学する』(大石繁宏)より、
 大石らは、実験の被験者にまずキャロルという人物の「おくやみ」記事を読んでもらった。それから、キャロルの人生についてどれくらい「エキサイティング」な人生だったかを被験者の半数に評定してもらった。残り半数の被験者には、キャロルの人生がどれほど「平穏」だったかを評定してもらった。

 その後、SWLSを使って自分の人生についての満足度の評定を行った。
 キャロルの人生がエキサイティングかどうかという評定をしたグループでは、自分自身の人生もワクワクしたか、刺激がたくさんあったかという側面から評定しているという結果が得られた。
 逆にキャロルの人生が平穏かどうかという評定をした人では、自分の人生がどれくらい穏やかかで評定していた。
 いろんな幸福感があります。
 楽しい、うれしい、気もちいい、安らかな感じ、ワクワクするような期待感、様々な感動、充実感、達成感、様々な愛の感じ、しみじみとした幸せ、・・・。
 人生に中でどのような幸福感を重視するかによって、幸せかどうかの判断は変わってくるでしょう。
 その前に、どのような幸福感を得られるように努力するかによって、人生の内容が大きく変わるのではないでしょうか。

 自分の人生に「エキサイティング」なことを強く求める人は、幸せになりにくいと思います。エキサイティングなことはそんなにあるものではなく、その幸福感は一時的なものでしょう。一つの刺激に慣れると、次の(より強い)刺激を求めてしまうことにもなりやすいでしょう。また、あとから考えるとエキサイティングな(幸せな)人生だと思えても、その最中には幸せとは思えない場合も多いと思います。
 自分の人生に「平穏」を求める人は、幸せになりやすいと思います。穏やかな心は持続しやすい幸福感でもあります。そういう時に「幸せだなぁ」と思えると、なおいいでしょう。

 と言っても、ふつうの人は「平穏」な幸せだけでは物足りないと思うでしょう。
 そこで、私が提案する幸せな人生とは「日々小さな幸せをいくつも感じ、時々中ぐらいの幸せを感じ、たまに大きな幸せを感じられる可能性のある人生」です。
 また、幸せな生活の基盤として「気分よく」を心がけることを提案しています。「平穏」よりも「よい気分」のほうが「幸せ」と思いやすいのではないかと思います。
 全般的に「気分よく」、その中でいろんな幸せを感じられるようになれるといいのではないでしょうか。



   

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