読書日記

  人生満足尺度

 『幸せを科学する』(大石繁宏)より、
 ディーナーらの人生満足尺度(SWLS)は、以下の5つの項目からなる。
1 ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い。
2 私の人生は、とてもすばらしい状態だ。
3 私は自分の人生に満足している。
4 私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた。
5 もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう。
 これらの項目について、「まったく当てはまらない(1点)/ほとんど当てはまらない(2点)/あまり当てはまらない(3点)/どちらとも言えない(4点)/少し当てはまる(5点)/だいたい当てはまる(6点)/非常によく当てはまる(7点)」の7つの点をつけ、その合計が人生満足度になるそうです。

 自分の理想の人生を歩めたら、最高に幸福でしょう。ただし、理想をどの程度(の難易度)に置くかによって、相当に変わるでしょう。
 自分の人生の状態がすばらしいと思える人はそれだけ幸福でしょう。自分の人生の現実の状態か、心の状態かによって違うでしょう。やはり、幸福は心の状態だと思います。
 自分の人生にどのくらい満足しているか、が一般的な人生満足度なのでしょう。この場合、足るを知る心をもつ人は幸福になりやすいでしょう。
 自分の人生に求める大切なものは何でしょうか。仕事でしょうか、家庭でしょうか、夢でしょうか、愛でしょうか、自分(の心)でしょうか・・・。自分にとって大切なものを得て、それを愛して(大切に)生きることができたら幸福でしょう。

 もう一度人生をやり直せるとして、その際に今の自分の精神性(幸せになる能力)はもったままでしょうか。
 もしそれがないとしたら、それは自分ではなく、別の新しい人生だと思います。
 今の精神性が保たれているとしたら、私は今の続きの(さらに自分を育てもっと幸せになる)人生を生きたいと思います。

 自分の人生満足度を上げるためには、自分が望む人生を目指して努力することと、満足できる(幸せを感じられる)心を養うように努力することの両方ができればいいのではないでしょうか。



   

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幸せを科学する』大石繁宏

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