しあわせ日記

10月21日(金) 幸福の定義

 『幸福への挑戦 サイコ・サイバネティクス』(マクスウェル・マルツ)より
 ジョン・A・シンドラー博士の幸福の定義は、「思考のほとんどが常に快適でありうるような心の状態」である。
 「幸福は心の状態」というのは異論のないところでしょう。
 「幸福とは、幸福感を伴う心の状態」のような、幸福感という“感情”に主眼を置く考え方が多いと思います。
 “思考”に主眼を置いたシンドラー博士の定義は、私にとってはとても興味深いものです。

 『幸せとは、楽しい考え方が心を占めている状態、を言う』
  という訳のほうがわかりやすいと思います。

 人の心の二大要素は、“感情”と“思考”でしょう。
 感情は思考に左右されます。その時に考えていることによって感情が変わります。幸せなことを考えれば幸せな気もちになり、不幸なことを考えれば不幸な気もちになります。
 思考は感情に左右されます。その時の感情によって思考が左右されます。幸せな気もちの時には幸せになる考え方をしやすく、不幸な気もちの時には不幸になる考え方をしやすくなります。
 そういう意味では、幸せな感情と幸せな思考は共存するものであり、そういう心の状態が“幸福”であると言えるのでしょう。

 感情を直接コントロールすることはできないでしょう。
 思考はコントロールできます。
 何らかの行動をすることで感情を変えることはできますが、その前に「○○しよう」のような思考によって行動は起こります。
 ビジュアルや音楽などをイメージすることで感情を変えることもできますが、それも(イメージ)思考と言えるでしょう。

 心をコントロールするためには、まず思考を変えることからです。
 幸せになりたいのなら、考え方を変えることからだと私は考えています。
 そして、最終的には幸福感として感じられることが大事なのです。

 「幸福は、感じるもの」
 「自分が幸福感を感じられるものは、すべて自分の幸福」
  とも言えるでしょう。

  『幸福とは、そのまま変わらないで欲しいような、
   そのような状態である』 フォントネル

 「幸福は、人間の理想の状態であり、すべての人が心の中で求めているもの」だと思います。
 それを明確な目標として努力することを、私はおすすめします。
 幸せになろうと努力する人のために、少しでもお役に立てれば、幸いだと思っております。



   

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幸福への挑戦 サイコ・サイバネティクス』

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