「幸せについて」
その10 中ぐらいの幸せ
小さな幸せ(と大きな幸せの可能性)だけでいいと言う人は、それでもいいのですが、ほとんどの人は中ぐらいの幸せが時々あることを望むでしょう。
中ぐらいの幸せを感じるためには、まず、幸せになれる計画をしましょう。たとえば、旅行、遊園地やキャンプ場などの行楽地へ行く、映画やスポーツを観に行く、パーティや同窓会の企画、祭りなどの地域や学校の行事に参加する、ボランティアをする、好きな人と会う、おいしいものを食べに行く、等々。
そのために自分から人に提案したり、人を誘うことも幸せになる方法です。
週に1回でも月に1回でも、自分が幸せを感じられる好きなことをする時間をもつようにするのもいいことです。週に1回の大きな愉しみがあるから、それを励みに1週間を頑張れるという人もいます。
定期的に時々大きな愉しみがある人は、それを生きる張りにできるのです。
夢や大きな目標がある人は、その中で中ぐらいの幸せを感じられるように工夫するといいでしょう。
夢や大きな目標を達成するためには、当面の小さな目標を作りましょう。
小さな目標達成で中ぐらいの幸せを感じることができます。その際に、ささやかなお祝いをしたり自分にごほうびをあげるのもいい方法です。
小さな目標達成の積み重ねが大きな夢や目標を目指すのには大事なのです。自分の小さな進歩や達成を喜び、それを力に前進を続けることが大きな目標の達成につながるのです。
中ぐらいの幸せを多く感じられるものとして、人を喜ばせることや人の役に立つことや人を幸せにすることをおすすめしたいと思います。
人が喜んでくれたり、「ありがとう」と言ってくれたりすると、それだけでも確かな幸せを感じやすいのです。
自分が人の幸せに少しでも貢献できるということは大きな幸せであり、自分の存在価値を実感できることにもつながります。
「人を幸せにすることは自分の幸せ」と思え、実践できる人は、たくさんの良質の幸せを感じられるでしょう。
実現可能な中ぐらいの幸せは、一所懸命に考えればいろいろあるはずです。何もしないで幸せを待っているのではなく、少し先の幸せを自分で計画し実践することが大事なのです。そのためには、「幸せになれることをやろう」という強い意志も必要ではないでしょうか。
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