読書日記

  自尊心

 『不幸な国の幸福論』(加賀乙彦)より、
 自分を価値ある存在として大切に思う気持ち自体は、人間が幸せに生きていくうえでなくてはならないものです。
 自尊心が低いと無力感や不安感にとらわれて情緒不安定になりがちですし、失敗を怖れる気持ちが強いため、何かに挑戦して経験を積み重ねていくことがなかなかできない。

 自尊心というのは高ければいいというものではない。客観性や思考力、他者への共感や思いやり、人間の多様性を受け入れ面白がれる精神などをバランスよく併せもっていることが大事なのです。
 幸せになるためには、自分を大切にすることが大事です。
 その前提として、ある程度の自尊心が必要なのでしょう。

 自尊心が低いと不幸になる考え方をしやすく、それが無力感不安感を生むのだと思います。
 また、失敗を怖れすぎて(幸せになるための)何かに挑戦できないのでしょう。挑戦すればうまくいって、大きな幸せを得られるかもしれないのです。たとえ失敗としても、そのその失敗をムダにせずにいい経験にすることができれば、それが自分の成長につながるのです。挑戦しなければ、幸せも成長も得られないのです。

 反対に、自尊心が高すぎて、自分はすごく価値ある存在であり、すごく大切に思いすぎるのは、自分のためによくないのでしょう。それでは、自己愛でなく利己主義になり、結局は自分を不幸にしてしまうののだと思います。
 客観性を備えた理性や他者への思いやり人を受け入れる能力などが必要なのでしょう。

 自分が幸せになるために、自尊心を身につけることができるといいのではないでしょうか。



   

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