しあわせ日記

6月7日(水) 失敗をムダにしない

  『いい言葉は、いい人生をつくる』(斎藤茂太)より
 ひとは失敗する動物なのである。失敗したマイナス体験から多くのプラスを学習し、次の一歩につなげていくのだ。そのステップから逃避してどうするといいたい。

 失敗してしまったら、その失敗をムダにしないように、失敗から最大限のものを学びとるという姿勢をもちたい。
 誰でも失敗をしてしまうことはあります。
 たとえ失敗しても、その経験の中から何かを学び、その後の人生に活かすことができればいいのでしょう。

 とは言っても、失敗した時には、つらいでしょうし、現実問題として大変なこともあるでしょう。一時的に不幸な状況になってしまうこともあるでしょう。
 でも、時が経てば、どんな不幸も忘れてふつうに生活できる時がきっときます。
 また、自分の心がけしだいで「不幸を幸せに変える」ことはできると思います。それが、不幸から立ち直り、さらには幸せになるための近道ではないかと思います。

 失敗はできればしないほうがいいのでしょう。
 でも実際には、やってみなければどうなるかわからないことがたくさんあります。
 失敗を怖れて何もしないのは、自分のためによくないでしょう。

 やってみれば、うまくいく可能性はあるはずです。うまくいけばそれなりの成果(幸せ)が得られるのです。やらなければ得られないでしょう。
 また、成功を経験をすることではじめて、それなりの自信ができるのでしょう。「自信がないから」とやらなければ、いつまでたっても自信がもてないままでしょう。

 成功の目標に向かって努力することで、何かしら能力が向上するでしょう。たとえそのことで失敗しても、そこでつちかった能力は以降に活かすことができるでしょう。何もせずに能力を向上させない人は、いつまでたってもできることが少ないでしょう。

 やってみた結果、失敗しても、いい経験とすることができれば、何もしなかったよりもいいのではないでしょうか。
 少なくとも失敗の経験は自分を強くするでしょう。(打たれ強さ?)
 失敗を経験したことがない人は、一度の失敗で大きなダメージを受けてしまうような気がします。
 「失敗はムダにならない」のではないでしょうか。

 人生における一番の失敗は、失敗を怖れて何もしないことかもしれません。



   

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 (斎藤茂太

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