読書日記

　　ナルシシズムの克服

　『愛するということ』（エーリッヒ・フロム）より、
　愛を達成するための基本条件は、ナルシシズムの克服である。
　ナルシシズムの反対の局にあるのが客観性である。
　客観的に考える能力、それが理性である。理性の基盤となる感情面の姿勢が謙虚さである。

　人を愛するためには、ある程度ナルシシズムから抜け出ていることが必要であるから、謙虚さと客観性を理性を育てなければいけない。
　人を愛するためには、自己愛は必要なのでしょうが、自己陶酔のようなナルシシズムにとらわれていてはならないのでしょう。
　単なる自己満足にならずに相手本位に考え、愛の行為を実践することが肝心でしょう。

　ナルシシズムを克服するためには、自己中心的な考えに陥らずに、客観的に「相手のため」を考えることができるといいのでしょう。
　そのためには理性を働かせること、その際に重要なのは謙虚さなのかもしれません。

　謙虚さや客観性を備えた理性（幸せになる考え方の能力）を育てていけるといいのではないでしょうか。



　　　

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『愛するということ』エーリッヒ・フロム

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