しあわせ日記

5月5日(金) 自尊心

 『自助論』(サミュエル・スマイルズ)より
 自尊心とは、人間がまとう最も尊い衣装であり、何ものにもまして精神を奮い立たせる。
 「汝自身を敬え」とはピタゴラスが弟子に命じた言葉だが、自尊心という気高い理念に支えられた人間は、確かに決して官能におぼれて身を汚したり、卑屈な考えで心を汚したりはしない。
 日常生活のすみずみまで自尊心が行き渡れば、それは清潔や沈着冷静、貞操、道義心などあらゆる美徳の基礎となるだろう。
 “自分”という存在は、この世に一人だけしかしない貴重な存在です。
 そして、自分の人生の主役でもあります。
 そんな“自分”を尊いと思える「自尊心」は、幸せになるためには不可欠だと思います。

 自尊心があれば、自分(の身体・心・人生)を汚したくない、美しくありたいと自然に思えるのではないでしょうか。
 自分(の身体・心・人生)を害するようなことをしてしまう人は、自尊心が足りないのだと思います。
 まわりの人(の身体・心・人生)を害することをしてしまうのも同様でしょう。

 ふつう、自尊心は無意識に働くのだと思います。
 幸せになるためには、意識して「自分を大切にしよう」と考えられるといいでしょう。
 「自分を大切にする」中には、次のようなことが含まれると思います。
 ・自分を守る、自分を助ける、自分の心を支える、・・・。
 ・自分を強くする、自分を甘やかさない、・・・。
 ・まわりの人を大切にする愛する人を幸せにする、・・・。
 ・自分のやりたいことをする、夢をもって生きる、・・・。
 ・なりたい自分になる、自分を育てる、・・・。
 ・自分を幸せにする幸せになるために努力する、・・・。

 自尊心をもてないのは、自分に対する考え方の問題だと思います。
 自分を否定的に考えるクセをやめ、少しでも自分のいい所を評価できるようになれたらいいでしょう。
 「自分は好好」と思えるようになり、もっと自分を大切にできるようになれたら、と思います。

 (心からの)自尊心をもつことはすぐは難しいかもしれませんが、「自分を大切にしよう」「自分を幸せにしよう」と心がけていけば、自分の心の中で少しずつ育んでいくことができるでしょう。
 そして、「今、自分は幸せ。(これからも少しずつ幸せになっていける)」と思えるようになれた時、自分を心から尊く思えるのではないでしょうか。



   

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