読書日記

  現代の黙想

 『急がない!』(デイヴィッド・クンツ)より、
 「立ち止まる」ことをわたしは「現代の黙想」と呼んでいる。
 黙想の目的は、一つには、わたしたちの意識を目覚めさせ、いまという瞬間を生きる手助けをし、人生を正しい方向に導いてくれる点にある。

 世の中には、静かなときにしか答えの出ない疑問、そして、ゆったりと耳を澄ましているときにしか気がつかない疑問がいくつもある。
 「立ち止まる」目的の一つは、「今を大切にする」ことなのだと思います。
 心の中が急いでいるときには、目先のことに流されて、今をおろそかにしてしまいます。
 悪い感情に流されてしまったり、悪い考えに流されてしまったり、悪い行為を続けてしまったり、・・・。
 そのために、今を楽しめない、幸せに暮らせないのはよくないでしょう。

 立ち止まって自分の悪感情に気づくことができれば、悪感情に振り回されずにすむのです。心を切り替えたり気分転換をすることで、悪い気分に流されないようになれるといいでしょう。
 立ち止まって心の中のおしゃべりに注目すれば、自分の不幸になる考え方に気づき、幸せになる考え方を心がけることもできるでしょう。

 走り続けたままでは気づけないことや、心静かに考えないといい答えが出ないことが、自分にとって大事なのだと思います。
 そのためにも、ときには立ち止まって自分の幸せや生活や生き方について考え直してみるのもいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

急がない!』

ホームページ