読書日記

  人生の道楽化

 PHP4月号の『明日への思い』は、曽野綾子さん(作家)は、
 「道楽」という言葉がわたしは好きです。人生の道を楽しくすること。自分の心を楽にすること。そんな道楽を日常生活の中に見つけることです。
 道楽は自分で見つけること。自分に合ったものを探すことです。
 流行など気にしないで、自分が心地いいことだけをやる。
 誰に何と思われようと、ほかならぬ自分の人生なのですから。
 「道楽」とは、「本業以外のことに熱中して楽しむこと。趣味として楽しむこと」。
 人生を熱中して楽しめたらとても幸せでしょう。
 人生のすべて・生活の全部を道楽化するのは難しいでしょうが、人生の中にいくつかの楽しみをもち、生活の中で数時間でも楽しめる時間をもてたら、けっこう幸せに暮らせるのではないでしょうか。

 人生を楽しむためには、自分の楽しみやりたいこと見つけ、それをやるようにすることだと思います。それを見つける重要なヒントは“好き”という気もちです。
 生活を楽しむためには、一つ一つのやることを楽しむ工夫努力をすることだと思います。
 やらなくてはならないことも工夫をすることで少しでも楽しめたほうがいいでしょう。そういう意味では、本多静六さんが提唱した「(最大幸福は)職業の道楽化」もできるといいでしょう。

 自分の楽しみをもつことで大事なのは、自分に合った・自分にとって心地いい・自分が心から楽しめるものを見つけることなのでしょう。
 流行や世間体や人の目を気にしただけ、カッコつけや見栄、人に合わせたものなどではよくないのでしょう。
 逆に言えば、自分が本当に楽しめるのなら何でもいいのだと思います(それに道楽を人に言ったり見せたりする必要はないのです)。

 自分の道楽と言えるような楽しみをもって、「自分の生き方はこれでいい」と思って生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

明日への思い

ホームページ