読書日記
美しいと思えるこころ
PHP4月号の『相田みつをの想いを未来へ』相田一人さん(相田みつを美術館館長)より、
「うつくしいものを美しいと思えるあなたのこころがうつくしい」
という父の作品があります。父は、美しいものに感動することがまず大切で、これが分かってはじめて悪いこととは何かがわかる、とよく話していました。
美しいもの(物・人・事)を「美しい」と思える、いいことを「いいなぁ」と思える、幸せなことを「幸せだなぁ」と思える、そういう心が大切なのでしょう。
美しいものに感動できるために必要なのは、素直な心ではないかと思います。
人間はもともと感動できる美しい心をもっているのです。余計なことを考えるから素直に感じられないのです。
美しいものに感動できないのは、愛の心が足りないからかもしれません。
愛の基本は「美点に目を向ける」ことです。「愛しているから美しく見える」ということもあると思います。
愛するためには、まず関心をもつことです(関心は愛のバロメーター)。
相手をよく見て、相手の美点に気づき、「いいなぁ」と思い、好きになれるといいのです。
感動するためには能力が必要なのでしょう。能力は、使わなければ衰え、使い続ければ維持でき、工夫しながら使えば向上できると思います。
心を動かす心がけを続け、感動する能力を保つことができるといいのでしょう。
美しいと思える心、幸せを感じられる心を少しずつ磨いていけたらいいのではないでしょうか。