読書日記
感動する能力を保つ
『幸せ上手』(渡辺淳一)より、
身体が固くなると、運動能力が低下するように、心が固くなってくると、感動する能力も低下してきます。
では心の柔軟さを保ち、衰えさせないためには、どうすれば良いのでしょうか。
そのためにまず心がけるべきことは、些細なことにでも感動することです。
ちょっとでもいいなと感じたら、言葉にして表現する。口先だけでも声に出す。深く考えず言葉にする。一見些細なことですが、これこそ心の廃用性萎縮を防ぐ特効薬になるのです。
使わない能力は低下していくのでしょう。感動する能力も、幸せを感じる能力(自分の幸せに気づく能力と幸せを十分に感じる能力)も。
能力を保つためには、それなりに使い続けること。能力を向上させるためには、工夫しながら使い続けることだと思います。
いいこと(幸せ)に気づき・感動する能力を維持するためには、ちょっとでもいい感じがしたら、「いいなぁ」「幸せだなぁ」と思うように心がけることだと思います。
幸せを素直に感じ、素直に表現できるのといいのです。
「幸せ度の40パーセントは、習慣的な考え方や気持ち、使う言葉や行動によって決まる」。これらは高めていくことができる。
大切なことは、「自分の脳を愛情を持って育ててあげる」こと。
五感を磨く努力や幸せを感じる練習をすることで、幸せを感じられる心を育てていけたらいいのではないでしょうか。