読書日記

  自分の脳を愛情を持って育てる

 『「幸せ脳」は自分でつくる』(久恒辰博)より、

 人には、環境に対する優れた適応能力が、生まれつき備わっているのです。
 幸せになるには、この能力を鍛えていくだけでいいのです。
 そのためには、自らの脳に愛情をかけ、そして100パーセントの働きをしてもらうように心がける必要があります。

 意識して、自分のなかに「脳」という別人がいると思ってください。
 この脳を育ててやることが重要なのです。あなたが、ヨチヨチ歩きの赤ん坊の親だとすれば、自分のことはなりふりかまわず、赤ん坊だけに愛情のすべてを注いでいることでしょう。
 これと同じことを、あなたの脳にもしてあげなければなりません。脳は脳自身でコンディションを整えることができない存在です。

 大切なことは、「自分の脳を愛情を持って育ててあげる」ことです。
 人はどのような環境にあっても、悩みや問題を抱えていても、それなりに幸せに暮らせるようになれるのだと思います。
 自分が幸せになることをあきらめずに、努力を続けることで、少しずつ自分(の心・脳)を育てていけばいいのではないでしょうか。

 そのための第一の方法は、自分の生活の中で幸せを感じられるようになることだと思います。
 幸せを感じることで、幸せをより感じやすくなれるでしょう。
 反対に、幸せを感じることがないと、ますます幸せを感じにくくなってしまうでしょう。

 自分の脳(心)は「別人」と考えたほうがいいのかもしれません。(心という“馬”と考えてもいいのではないでしょうか)
 「別人」でも「他人」ではありません。自分がこの世で「最も愛する人」「いちばん大切にしたい人」「幸せにしたい人」のはずです。
 だったら、自分を大切にし、自分を幸せにするように愛情を注いだほうがいいでしょう。
 幸せになれない自分・不幸な自分をそのまま放っておいたり、自分をバカにしたり、自分をいじめるようなことはやめたほうがいいでしょう。

 未熟な自分はすぐにはできないことも多いでしょうが、愛情をかけ続け、その成長を長い目で見守っていけたらいいのではないでしょうか。



   

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