脳内物質は、神経伝達物質として(脳を含む)
臓器の働きを制御する機能とともに、様々な感情を伴います。
ノルアドレナリンには怒り・不安・恐怖などの悪感情が伴い、
セロトニンやドーパミンやオキシトシンには幸せな感情が伴います。
幸せになるためには、このような幸せホルモンが出せるようなこと、
つまり幸せな気もちになれることをすればいいのです。
穏やかな幸せな気もちになれた時には、セロトニンが分泌されており、
その機能によって心身の状態が安定しやすくなるでしょう。
達成感のような快感を伴う幸せな気もちになれた時には、
ドーパミンが分泌されており、その機能によって
やる気や集中力が高まって、いい行動をしやすくなるでしょう。
愛を感じる幸せな気もちになれた時には、
オキシトシンが分泌されており、その機能によって心が癒され、
身近な人との関係が良好になりやすいでしょう。
心身の調子が悪い時には、どの脳内物質が不足しているかを考え、
それを出す努力ができるといいでしょう。
たとえば、元気がない時、イライラした時、くよくよした時には、
セロトニンが足りないのではないかと考え、ストレス対策、
規則正しい生活、(リズミカルな)運動、バランスの良い食事、
太陽光を浴びること、を心がけることができるといいでしょう。
たとえば、やる気が出ない時には、ドーパミン不足ではないかと考え、
やる気を出す工夫ができるといいのではないでしょうか。
たとえば、ストレスが溜まった感じの時には、
オキシトシンが足りないのではないかと考え、
スキンシップやふれあいを心がけられるといいでしょう。
オキシトシンを分泌させたくても、
ふれあう「相手がいない」という人もいるでしょう。
一人でも可能なのが“バタフライハグ”という方法です。
幸せホルモンをいっぱい出すこと、つまり、
幸せを感じて生活することが、心身の健康を良好に保ち、
長寿にもつながるのではないでしょうか。
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