しあわせ日記

1月1日(木) めでたいな

明けましておめでとうございます
 
 って、何がめでたいかというと・・・

 私は週に3・4回は、生きている幸せを実際に感じます。
 なぜかというと・・・

 きょうは朝お雑煮を食べて、昼に家を出る。陽ざしが暖かく、風が涼しい、と感じられるくらいにいい天気。家から駅までの途中、以前に入院した病院が見えた時、「生きていて幸せだなぁ」「健康で(歩けて)幸せ」といつものように思いました。さらにきょうは、「去年1年無事に幸せに暮らせ、新しい年を迎えることができた。めでたいな」と思いました。

 めでたい時には、お祝いをしましょう。
 Can you celebrate? (安室奈美恵さん、おめでとう×4)
 あなたは、新たな年を祝福できますか?

 今年が少しでも幸せな年になるようにしましょうね。



1月2日(金) 初○○
 6時前に散歩に出る。空が少し明るくなったところで、よく行く神社へ。
 「みんなが幸せになりますように」と祈る。やさしい気もちになれる。
 神社のすぐ横の天満宮の社のある小高い丘に登る。いつものこの場所で日の出を待つことにする。

 じっとしていると寒いので、屈伸や前屈などの体操を始める。なかなかお陽様が顔を出さないので、かかと上げとスクワットの筋トレまでしてしまう。きっと人が見たら、朝っぱらからみょうに元気がいい、ヘンなオジサンだ。

 1人の中年男性が神社に参拝し、こちらに来かけたが、上にいる私に気づいて方向を変え、さらに隣りのお寺に向かった。ここは、神社・天満宮・お寺が3つ並んでいるのだ。というよりも庭がつながった同じ敷地にあるのだ。なんとも日本らしい。

 7時になって、私の顔に陽があたり、まぶしい太陽が姿をみせた。夜の闇の終わりからこの瞬間までの夜明けが、私は大好きです。
 帰りに鳥居のところで中年の夫婦の方をすれちがい、「おはようございます」と気もちよくあいさつをかわす。

 初散歩、初詣、初日の出、初あいさつ。どれも私にとって日常的なことだけど、なんとなく違う気がする今年はじめての○○。
 さわやかで幸せな朝です。
 さぁ、この日記を書き終わったら、初朝風呂にゆっくり浸かって極楽気分だ。



1月3日(土) 初夢
 昨夜の「初夢 オモシロ学問人生」(NHKテレビ)は、「アトムの夢はどこまで来たのか?」。「鉄腕アトム」(手塚治虫)のようなロボットはできるのか?
 現状のロボット開発・コンピュータ研究はどこまで進んでいるかを紹介。

 番組のはじめに、ゲストに「どんな機械ができたらいいか?」と質問された。ゲストの中に大山のぶ代さんがいたので、私は「ドラエモン」(藤子不二雄)を連想し、"どこでもドアがあったら?"などと考え出す。

 夏の地域と冬の地域をどこでもドアで結べば、完全にクリーンな冷暖房。
 マグマの熱で、水蒸気を作りタービンを回して発電。
 宇宙の中に地球人が住める環境の星を見つければ、ロケットなしで移住。
 どこでもドアがあったら、今の地球の多くの問題を解決できそう。
 などと、夢のようなことを考えて楽しんでいる、お気ラクな私。

 もう少しまじめに考える。
 人を幸せにするマシーンは? (そう言えば、人を幸せにする薬はある)
 そんなのがあっても私は幸せ探しを続けるでしょう。幸せは自らの力で得たほうがいい。幸せを感じられた自分をほめてあげられるようなものがいい。幸せになるマシーンや薬で幸せになっても、私は自分をほめたいとは思わない。(ささやかな幸せを感じられる自分はほめられる)

 きょう昼の「21世紀の君たちへ」(NHK教育テレビ)は、去年の中から秋山仁さんと内館牧子さんの回の再放送だった。でも、とてもよかった。
 司会の山本晋也監督が夢の探し方を教えてくれました。
「好きなものを見つけてください。すると好きなものが何かをささやいてくれる」

 今朝みた私の初夢は、何か今年の私を暗示しているような感じがしました。
 (内容はヒ・ミ・ツ)



1月4日(日) 去年と同じ
 夜、「はじめてのおつかい」(日本テレビ)を見て、何度か涙ぐんでしまう。
 小さい子どもにもちゃんと使命感があって、一生懸命に頑張る。親に頼まれたというだけでなく、親の役に立ちたい、親を喜ばせたいという気もちもある。子どもにとっても、何かを成し遂げることはうれしいし、うまくできれば誇らしくもあり自信もつく。
 不思議なのは、小さい子どもでも、兄はおにいちゃん、姉はおねぇちゃんになること。弟や妹を思いやる気もちは美しい。また感動してしまった。
 去年の日記を見ると、同じ1月4日だった。

 ついでに去年の日記を読む。それにしても、去年の1月1日の日記(しあわせ日記の最初)は「50円玉拾った」だって。その上、1月2日の初詣は2年続けてほとんどいっしょ。
 そう言えば、去年も今年も正月はほとんど同じ生活をしている。
 まぁ、2年続けて幸せな正月だった、と思えばいいか。

 最近、3年日記とか複数年の同じ日を1ページに書く日記帳が少し売れているらしい。なんとなくわかるような気がした。「去年のきょうは?」と読むのも楽しそう。
 どんな感じかやってみましょうか?  2年日記をクリックしてみて。



1月5日(月) 貧乏期待論
 きょうのニュース。仕事始め、大幅な株安円安。
 景気が回復しないと日本中が不幸になりそうな暗い雰囲気です。

 1月1日早朝の「北野武の宵越しスーパートーク」(NHKテレビ)で、たけしさんが、こう言っていました。
「(オレは)貧乏期待論で、もう一回どうにか食えるところまで落ち込んでしまわないと。いちばん単純なのは、不景気で必死に働かないと食えないという状態になって、さて何が生まれるであろうか、とやり直さなきゃダメ」

 実はこれは日本の文化について語ったのですが、今の日本人の価値観を考え直したほうがいい、のように私にはとれました。
 貧乏(経済的不幸)の経験というのは、後から考えるといい経験・幸せだと思えます。今の日本では中高年の人は経験していますが、若い人たちは経験していない。
 今が不景気と言っても、まだまだ貧乏とは程遠い。

 年末にいただいたメールの中に、私に「何か大病されましたか?」「御自身かお身内に長患いの方おられますか?」「大きな不幸にあわれましたか?」と聞かれた方がいました。
 私が「幸せ」にはまったきっかけを聞かれたのだと思います。ふつうの人は私のようには「幸せ」について考えない、よほどのことがあったに違いない、と思われたのかもしれません。

 大きな不幸の経験をきっかけに以降の人生を幸せにできた、という人は多い。でも、大きな不幸を経験しなくても幸せになれる(私のように)。運悪く(良く?)大きな不幸に遭遇してしまった人は、多少時間がかかっても自分の幸せに変えればいい。
 要するには、自分の幸せについてよく考えることだと思います。大きな不幸は、そのいいきっかけになります。今の日本では日々の生活・仕事・遊びに追われて、自分の幸せについてあまり考えない人が多いような気がします。
 このホームページを読んでいる人は大丈夫。きっと少しずつ幸せになれると思います。


追記 : 今夜の「holy mountainで紹介されたもの。
   風車と日時計
 風と陽ざし。いいですね、holyですね。どっちも好きです。
 キョン2 「風になりたい」
 いいですねー。



1月6日(火) レッテル
 今朝の「スーパーモーニング」(テレビ朝日)の「女の相談室」のコーナーは、いつもの人生相談形式ではなく、「思い残し症候群」についての紹介と討論だった。
 「思い残し症候群」とは、子ども時代の思い残しがいじめ・拒食/過食・セックス依存などにつながる、というもの。岩月さんという香川大学・助教授が番組に出演して説明した。

 私は、また新しい症候群か、これも1つのレッテルかな、と思った。

 きのうの「思春期放送局」(NHK教育テレビ)は、「レッテルを貼らないで」というテーマで中高生が討論していた。人に決めつけられるイヤな言葉・偏見・先入観などのレッテル。
 人にレッテルを貼られるのはイヤだ。でも、自分も人にレッテルを貼っている。
 前向きな意見もでてくる。自分に貼られたイヤなレッテルを変える努力、いいレッテルを貼られるような努力、レッテルの壁を乗り越えて強い自分になる努力。
 番組の終わりに、司会の定岡正二さん。
「いいレッテル、イヤなレッテル。いろいろなレッテルとうまくつきあってほしい」

 「スーパーモーニング」の討論は、社会や世代の問題になる。
「思い残しなんていうのは誰にでもある」「問題行動を過去や親のせいにするのはどうか」という意見と、「思い残し(トラウマ=心の傷)が重い人は自分をコントロールできない」「その人の親にも思い残しがあるに違いない」などの意見が、2対2に分かれて交わされる。
 司会進行の脚本家・市川森一さんが、「思い残しをプラス思考するか、マイナス思考するかで違ってくる」と話をまとめようとする。
 最後に話は、親の問題・子育てに移る。その中で、金美齢さんが言った。
(子育ては)「親がハッピーになることが大事」

 「好好!」ですね。人を幸せにするためには、自分が幸せでいることがまず第一。
 「こんな親にはなりたくない」と考える子どもならまだいいが、「どうせおとなになっても幸せになれない」と思っちゃう子どもでは困ります。
 自分の子供を幸せにしたかったら、自分が幸せに暮らすこと。そうすれば、子供は希望を持て、きっと幸せになれます。
 子供の一番の親孝行は、自分が幸せに暮らすこと。親の本心は、子供の幸せを願っています。

 あれ?何の話だっけ。何でもいいや。

            幸せオタクというレッテルを自ら貼ったトキオ



1月7日(水) 心を贈る
 今夜からNHK教育テレビで「心を贈る絵手紙入門」がはじまりました。
 絵手紙には以前から興味があります。

 私が絵手紙から連想する人が2人います。
 1人は、武者小路実篤さん(の絵)。最近はあまり見かけませんが、あの野菜の絵が絵手紙の絵のイメージなんです。私は武者小路実篤さんの幸せや人生についての文章も好きです。
 もう1人は、相田みつをさん(の書)。あの字の感じが絵手紙の字のイメージなんです。もちろん、相田みつをさんの書かれた言葉は大好きです。

 昨年のクリスマスに届いたメールの中に、クリスマスのメッセージにいくつかのクリスマスらしいきれいな絵が貼ってあるものがありました。イメージ付きのメールをいただいたのは、はじめてだったので、少し驚くとともに、タイムリーでとてもうれしく思いました。
 新年にいただいたメールの中に、「年賀状を読む事が出来て幸せです」とありました。私も見習って、今年届いた年賀状をその人を想い浮かべながら読み返してみました。

 手紙もメールも、送ってくださるというだけでも自分に対する心遣いがあります。そういう心をもう少し受け取れたら、と思います。
 私は元来、筆不精・電話不精。実は、今年は1通も年賀状を書いていない。(反省。でも私なりの考えがあってのことなのですが、言い訳にすぎません)
 私も、心が伝わる絵手紙でも書けるようになれたらいいな、と思います。

 「心を贈る絵手紙入門」の講師・小池邦夫さんは言いました。
「ヘタでいい。ヘタがいい」
「ヘタさが自分らしさ」



1月8日(木) 人生の先が見える?
 昼すぎから降りだした雪は、夜中までなかなかの勢いで降り続いている。夜9時前のニュースで、横浜線・小田急線ともに止まっていると報じていた。家に帰れない人がたくさんいるんじゃないかと思う。私は天気予報をみて、最初から事務所に泊まるつもりだった。

 「結婚した男は、しない男より、人生の先が見える」
 これは、きょう始まった「愛しすぎなくてよかった」(テレビ朝日・内館牧子脚本)の番組宣伝で、主演の東山紀之さんが言っていたセリフです。

 本当に結婚した男は、しない男より、人生の先が見えるのでしょうか?
 そもそも"人生の先が見える"って、どういうことでしょう?

 "人生の先が見える"って、幸せなこと? それとも不幸なこと?
 幸せな人生の先が見えたら、幸せなこと。幸せでない人生の先が見えたら、不幸なこと。

 では、"人生の先が見えない"って、不幸なこと?
 "人生の先が見えない"って、当り前のことじゃない?
 先が見えないからおもしろい。「○○たらいいな」って、いろいろ思える。

 あしたの朝、まだ誰も歩いていない雪道を散歩してみようかな。



1月9日(金) 大雪で大騒ぎ
 関東地方はきのうの昼すぎから深夜まで降り続いた大雪で、電車・道路など各所で交通マヒが起きたようです。家に帰れなかった人、資材が届かずに生産中止になった工場、郵便配達の遅れ、すべってころんでケガをした人、などいろいろトラブルが発生しているという。

 私は予定どおり事務所に泊まった。
 午前中、少し長いメールを書き友達に送った。就職相談(お願い?)のメール。

 夜帰宅途中、歩道は融けかかった雪が凍りかけていた。私は歩幅を短くして小走りする。これがいちばん安全なような気がする。いつもより早く家に着く。
 肩に力が入っていたのと寒さのせいか、少し肩こりのような感じがする。私はそんな時には、肩の上げ下げをする。

 実は私が住んでいる神奈川県相模原市が今回一番の積雪(50センチ?)という報道もあった。
 家のそばの畑には、人に踏まれていない雪が残っていたが、せいぜい15〜20センチぐらいしかなかった。

 このくらいの雪で大騒ぎして、雪国の人に笑われそう。
 このくらいの不況で大騒ぎしたら、どこかの国の人に笑われるかもしれない。
 小さなことで悩んでいたら、自分で笑ってしまおう。



1月10日(土) 男は火星人、女は金星人
 夜、「未来潮流」(NHK教育テレビ)「アメリカ・男と女の社会学〜家庭回帰する男たちの波紋」を見ました。プロミスキーパーズと称する男性運動の取材を中心に、家族問題を取り挙げていました。

 生きずらさ、人生のむなしさ、仕事ばかりのむなしさなどを内抱し、癒しを求め、生き方を変えようとする。そこでまず見直されるのが家庭のあり方。

 番組の中で、ジョン・グレイさんという心理学者にインタビューしていました。「ベストパートナーになるために」(大島渚訳・三笠書房)という著書を私は何度か読んでいます。その本の冒頭には、「そもそも、男は火星人で女は金星人だった」という想像が書かれています。男と女は、違う星の人のように、お互いが根本的に異なった"人種"なのだ。こう考えたほうがいいと書かれています。
 私が、家庭円満の方法として書いたことは、この本の影響が大きかったようです。

 妻がしゃべり夫が黙る、というありがちな家庭内の図式を、グレイさんはこう説明しました。「女性はイヤなことをしゃべりたがっている」「男性はイヤなことは忘れたがっている」
 イヤなことがあったら、人にしゃべることで発散し、同調してもらうことで癒しを求める方法。イヤなことがあったら、そのことを考えないように心がけ早く忘れようとする方法。どちらも役に立つ方法だと思います。

 つい最近ネットサーフィンをしていて、フェミニストを自称するある女性のページが見つかりました。そこには、「専業主婦」を否定的にとらえた考えがあり、それに対するある読者からの反対意見のメール。その後の1往復のメールの内容が掲載されていました。互いに相手の意見を部分的に認めながらも、険悪な感情が漂う言葉が交わされていました。

 多くの人が、生きずらさを感じ、自分の生き方を真剣に考えています。そこから生まれる望ましい生き方・理想とする家庭のあり方は、人によって様々。それぞれが自分の望む生き方をすればいい。
 しかし、家庭に関してはパートナーと共に築くもの。男と女は違う、というよりも、人はみなそれぞれ、理想が100%合うということはありえない。
 それでも多くの人は結婚し、少なからず幸せを得る。