しあわせ日記


8月21日(土)不幸には敏感で幸せには鈍感
 「不幸には敏感で、しあわせには鈍感」な人が多いようです。
「人はえてして自分の不幸には過敏なものです」
「誰しも幸福を望みますが、
  それを実感することにおいてはきわめて鈍感です」
             (『生きかた上手』日野原重明/ユーリング)
 不幸には敏感で幸せには鈍感な人は、不幸になりやすいでしょう。
 では、その反対に幸せになりやすい人は?
「幸せには敏感で、不幸には鈍感な人」
 でしょう。

 そんな人がいるか? そんな人になれるか? と疑問に思う人もいるでしょう。
 そうなるために役立つのが、
いいことは好!好! 悪いことはハオハオ
 です。
 「ハオハオ」が身につくと、自然に幸せには敏感になれ、不幸には鈍感になれるのです。
 これってけっこうすごいことだと思うのですが・・・。


 「人間関係に悩み苦しまないための幸せになる考え方」に、「失恋からなかなか立ち直れない」のページを追加しました。




8月22日(日)完璧主義
 「完璧主義」は“くよくよ”“イライラ”の元です。
 自分に完璧を求めると、自分を責めたり、自分はダメだと思ったり、落ち込んだりしやすいでしょう。
 人に完璧を求めると、腹が立ったり、イライラしたりしやすいでしょう。
 事の成り行きに完璧を求めると、うまくいかない現実や悪い運などを嘆くことが多いでしょう。

 完璧を求めて努力するのはいいことです。
 でも、努力した結果に完璧を求めるのは、現実に逆らっていると言えるでしょう。
 人生のあらゆる場面で完璧主義を捨てるようになれば、人生はそれ自体で完璧なことに気づくようになる。
 (『小さいことにくよくよするな!』R・カールソン/サンマーク出版)
 現実は完璧(自分の思い通り)でないことがたくさんあります。
 完璧でないのは、現実ではなくて、自分の現実の受けとめ方や望みのもち方なのではないでしょうか。

 現実はそのまま受け入れ、自分に合った望みをもって、努力することが大切なのだと思います。
 (ハオハオ流では、「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」です)




8月23日(月)悩みの副作用
 『道は開ける』(D・カーネギー/創元社)の中に、「悩みがもたらす副作用」ということが書いてあり、次のようなものが挙げられています。
神経性消化不良、一部の胃潰瘍、心臓病、不眠症、ある種の頭痛、ある種の麻痺など
 確かに、悩みが身体に悪影響を与えることはあると思います。
 食欲が減退したり、逆に暴飲暴食につながってしまうこともあります。不眠も含めて、そういうことが体調を悪くしてしまうことは多いのではないでしょうか。

 悩みが心の病気につながってしまうこともあります。

 悩ましい気もちになったり、つらくなったり、落ち込んでしまったりして、悪い気分で長い時間を過ごしてしまうことも、悩みの副作用と言っていいのではないでしょうか。
 幸せに暮らすためには、悩みを少なくすることが大事だと思います。

 問題解決の第一の方法は、「できるだけ問題化しない(考えない)」ことだと私は思っています。
 もちろん、よく考えたほうがいい重大な問題はあるでしょう。
 でも、「問題化しないことが一番」と心がければ、多くの問題は考えなくてもよくなる(そのままでも平気、なんとかなる)と思います。

 悩みの副作用の重大さを知り、できるだけ悩まないようにし、その分の時間とパワーを幸せになれることに使えるようになれたら、と思います。


 「人間関係に悩み苦しまないための幸せになる考え方」に、「話を聞いてくれない」のページを追加しました。




8月24日(火)WHYよりHOW
 『こころの日曜日』(菅野泰蔵・編/法研)の中に、「なぜ(WHY)より、いかに(HOW)を大切に」ということが書いてあります。

 何か問題があった時に、「なぜ××なのか?」と考える人は多いと思います。
 その原因を考えて、それに対処することで問題が解決できれば、理想的でしょう。
 でも、悩むような問題ではそう簡単には解決できないで苦しんでしまいます。
 「なぜ××なんだ」と、人や世間に腹を立てたり、自分を責めたりすることになってしまうこともあります。

 そこで、「“なぜ”よりも“いかに”が大切」ということです。
 いかにしたら問題にうまく対処できるかを考えたほうがいいのではないでしょうか。
 たとえば、気分が悪い時に、気分が悪い原因について考えなくても、気分を好くする(自分が気分好くなれる)方法を実践できれば、気分を回復できることがあります。

 と言っても、そう簡単にはできないことも多いでしょう。
 それは「感情の問題」が大きいのかもしれません。

 もう一つの問題は「望みの問題」(自分はどうしたいか?)だと思います。
 たとえば、人間関係の問題の場合、「状況を変えたい」「関係を変えたい」「相手を変えたい」「自分を変えたい」のいずれかを望んでいるのではないでしょうか。
 状況や関係や相手を変えることは難しい場合が多いでしょう。
 「自分を変える」には、「自分の人間関係能力(人とうまくつきあう能力)を向上させたい」と、「多少関係が悪くてもあまり苦にしないようになりたい」があると思います。前者を達成するためには、相当の努力と時間がかかるでしょう。
 後者の場合も難しいかもしれませんが、自分(の心)とうまくつきあう能力は努力しだいで育てることができると思います。
 ちょっと考え方を変える(一つの「幸せになる考え方」が使えるようになる)だけでもけっこう違うと思います。

 ハオハオ流では、「ハオハオ(現実は現実)。○○たらいいな。ではどうしたら?」が役に立ちます。
 まずは「現実は現実(こういうこともある/こういう人もいる等)」と受け入れることで、心を少しは落ちつけることができます(感情の問題)。
 次に「○○たらいいな」と、その時にあった現実的な望み(たとえば、「こんな人のためにイヤな気もちにならないですませたらいいな」)をもつことが大切です。
 あとは、「ではどうしたら?(HOW)」と考えればいいのです。
 このような考え方がうまくできるようになれば、悩み苦しむことは相当に減ると思います。

 WHYを考えても考えなくても、HOWを考えて対処することが大切なのだと思います。




8月25日(水)セルフコントロール
 『自分塾』(中谷彰宏/サンマーク出版)の中に次のように書いてありました。
 オリンピックで、メダルをとることができるのは、技術力のある選手よりも、セルフコントロールのできる選手なのだ。
 自分の力を出し切ることが肝心なのだと思います。
 そのためには、セルフコントロールが大切なのでしょう。
 その中でも、どういう気もちで、どういう望みをもって、どういうことを考えてやれるか、というような心のコントロールが重要なのではないでしょうか。

 幸せになるためには、「感情」と「望み」と「考え」の3つのコントロールが大事だと思います。
 努力すれば、「感情はある程度コントロールできる(ようになれる)」と思います。
 また、今の自分に合った望みをもてるようになることが重要だと思います。
 そして、感情や望みのコントロールも含めて、「考え方を変える」ことが、幸せになる方法の第一歩だと思います。

 自分の心の働きやクセを知り、一つずつ幸せになる考え方を身につけて、少しずつ自分の心をコントロールできるようになれたら、と思います。


 「人間関係に悩み苦しまないための幸せになる考え方」に、「人を疑ってしまう」のページを追加しました。




8月26日(木)感情は思考によって作られる
 『楽天主義セラピー』(春秋社)には、次のように書かれています。
 あなたが今感じていることは、今この瞬間のあなたの思考の結果です。

 あなたが感じている気持ちは、出来事自体ではなく、出来事についてのあなた自身の考えによって作られたのです。
 人は無意識のうちにいろんなことをたくさん考えています。
 その考える内容によって、感情は変化します。
 「今の自分の感情は、今の自分の思考が作っている」と言っていいと思います。

 悪い気もちになるのには、何か原因があるのでしょう。
 でも、その気もちを大きくしたり、長引かせてしまうのは、自分の考えです。

 多くの人は、気分が悪いと、その原因として、出来事や環境や人や自分のことを考えます。不幸になる考え方の習性がある人は、さらに悪い気分になってしまうでしょう。

 まずは、「自分の気もちは考え方によって大きく左右されている」ということを知ることだと思います。
 そして、幸せになる考え方を心がけることができれば、と思います。

 このHPの読者の方の中には、「考え方を変えるだけで、こんなに感じ方や気分が変わるとは思わなかった」という人がたくさんいます。


 「人間関係に悩み苦しまないための幸せになる考え方」に、「人を信じられない」のページを追加しました。




8月27日(金)心の運転
運転の仕方を知らないと、
心は迷い、悩み、
どこかへ言ってしまうだろう。
   (『ブッタとシッタカブッタ』小泉吉宏/メディアファクトリー)
 「心の運転」については、以前に書いたことがあります。

 さらに私なりに考えたのが「心の三大要素」(感情・望み・思考)です。
 「感情vs思考」(頭ではわかっていても、感情としてできないなど)の問題に、「望み」をどちらかに加勢することで動かすことができるということです。

 この三大要素は、ハオハオ流の「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」にも対応しています。
 「ハオハオ」の(感情をコントロールする)力、「ホープホープ」の(幸せになれる望みをもつ)力、「ハウハウ」の(幸せになる考え方の)力を育てて、うまく使えるようになれば、幸せになるために心をうまく働かせるようになれる、ということです。

 と言っても、すぐにうまく心の運転ができるわけではありません。
 少しずつ上達していければいいのではないでしょうか。




8月28日(土)幸せになる考え方
 「幸せ」とは、「心(おもに、感情)の状態」とも言えるでしょう。
 「感情は思考によって作られる」(少なくとも、影響される)ので、幸せになれるように心を運転するためには、思考(考え方)を変えるのが有効です。

 「幸せになる考え方」の「考え方」とは、「(心の中で)言葉にできる具体的なもの」です。
 ですから、いつも「○○○」と書くようにしています。
 「○○○」と(心の中で)言うことで、少しでも心にいい影響があるのが幸せになる考え方で、悪い影響があるのが不幸になる考え方です。

 幸せになる考え方は、心の中の実践方法です。考え(心の中で使う言葉)を変えることで、感情を(幸せ向きに)変えることができます。
 でも、「それでは現実は変わらないから、実践にはならない」と考える人もいるでしょう。
 そのとおりです。「現実を変える」という意味の実践にはなりません。
 でも、「心を変える」目的としては実践できます。
 また、「考え方が変われば現実も変わる」ということもあるのではないでしょうか。

 幸せになるためには、まず「考え方を変える」ことから始めてみてはいかがでしょうか。





8月29日(日)不幸にならない
 「不幸」も心の状態と言えるでしょう。
 人から見て不幸そうに思えても、本人が不幸だと思っていなければ、その人は不幸ではありません。
 反対に、人から見て幸せそうに見えても、本人が不幸だと思っていれば、その人は不幸です。

 不幸(な気もち)になるのは、その時に不幸になる考え方をしている場合が多いでしょう。
 不幸(な気もち)になりやすい人は、不幸になる考え方をするクセがあるのだと思います。

 不幸にならないためには、不幸になる考え方をしないようにすればいいのです。
 でも、つい不幸になる考え方をしてしまうのはしかたがありません。無意識に出てしまうのがクセですから。
 悪いクセは、出た時に早めに気づいて、そこでストップできればいいのです。

 人生の中では、不幸な出来事があったり、不幸な問題を抱えてしまうこともあるでしょう。
 不幸に対しては、まず「受け入れる」ことからだと思います。受け入れることができれば、ある程度心が落ちつきます。
 あとは、最終的には時間が解決してくれるのを待つしかないのかもしれません。また、人間は「慣れる」ことができるということもあります。

 長期的な問題または慢性的な問題を抱えてしまうこともあるでしょう。
 そういう状況でも、「慢性的な問題としてうまくつきあう」「悩みや問題があっても幸せに暮らす」ことを心がければ、それなりに幸せに暮らせるようになれるのではないかと思います。


 『不幸になる考え方/幸せになる考え方』の出版にご協力いただければ、幸いです。




8月30日(月)できるだけ悩まない
 人生に悩みや問題はつきものだと思います。
 でも、幸せに暮らすためには、あまり悩まないほうがいいでしょう。

 「悩む」には、「考える」と「苦しむ」の意味が含まれていると思います。
 「悩まない」ためには、「考えない」か「苦しまない」ようにできればいいのではないでしょうか。

 考えるのはいいことです。
 あまり悩まないように、「苦しまずに、よく考える」ことができればいいのでしょう。
 苦しんで考えるよりも、少しでも心を落ちつけて考えたほうが、いい考えもできるのではないでしょうか。
 そのためには、「じっくり考えて解決を目指す」「休み休み考える」というようなことができたら、と思います。

 また、悩む時間を減らすためには、解決できる問題は早めに解決してしまったほうがいいでしょう。
 いつまでも考えて(悩んで)ばかりいるよりも、「動いて解決を目指す」ほうがいい問題もけっこうあると思います。

 「悩まない」ためには、「考えない」のがいちばんではないでしょうか。
 考えなければ苦しまなくてもすむはずですし。
 そのために、「できるだけ問題化しない」のがいちばんだと思います。
 もちろん、重要な問題はちゃんと考え、解決できる問題は早めに解決したほうがいいのは確かです。
 でも、考えなくてもいいような小さいことや、考えてもしかたがない(今の)自分にはどうしようもないことや、自分さえ考えなければ大して問題ないことがけっこうあると思います。
 できるだけ問題化しないようにし、悩む時間を、自分が幸せになれることに使えるようになれば、それだけ幸せになれるのではないでしょうか。




8月31日(火)幸せになる方法
 問題(悩み)への対応は、「問題化しない(考えない)」のがいちばんだと思います。
 その問題を「考える」か「考えない」か、の選択ではありません。
 「考える」か「考えないで、幸せになれることをする」か、の選択です。

 問題化しなければ、その事に費やす時間とパワーを他のことに使えるのです。
 それを、自分が幸せになるために使ったほうがいい、ということです。

 幸せになれることは、人それぞれで、なんでもいいと思います。
 私は、「幸せを感じられること」「夢や目標に関すること」「人を愛する(幸せにする)こと」の3つのヒントを提案しています。
 これらは、5つの「幸せになる方法」の中の3つです。

 人生も、1日も、時間には限りがあります。
 悩む時間が長い人は、それだけ幸せになるために使う時間が減ってしまいます。
 悩むことに使うよりも、幸せになることに使ったほうがいいのではないでしょうか。

 悩みへの対応は、「できるだけ問題化しない(考えない)で、幸せになる方法を実践したほうがいい」ということです。


 (この日記のつづき) 
ホームページ