しあわせ日記

6月21日(金)希望を持つ
 来年のテーマに、と考えていましたが、やっぱり今このテーマをやることにしました。

 幸せになるためには、まず「希望を持つ」ことが大事だと思います。
 希望がなければ、幸せになるために何をしたらいいかわからないだろうし、その前に、幸せになるために何かをしようという気もちにもなれないのではないでしょうか。

 多くの人は心の中に希望はあるのだけれど、それがはっきりとした「希望」にはなっていないのではないかと思います。何かしら希望があるからやっていることがあるのではないでしょうか。
 中には、「夢も希望もない」「希望がもてない」と言う人もいます。

 希望がもてないのは、一生懸命に探していないか、あきらめが早いのではないかと思ってしまいます。一生懸命に探し続ければ、きっと見つかると思うからです。
 もしかしたら、今の状況や今の自分に絶望しているのかもしれません。それは、現状や自分の問題点を受け入れられないからだと思います。「今問題があってもハオハオ、ではどうしたい?」このような考え方が希望につながるのです。
 またもしかしたら、先のことを悲観的に考える(不幸になる考え方の)クセがあるのかもしれません。そのクセを自覚し、ついクセがでてしまっても気づいて、その考えをストップし、幸せになる考え方を心がければいいのです。

 希望を持てるのと、もてないのでは大違いです。
 まず第一に、希望がもてればそれだけで、心の中が少しは明るくなります。
 希望に向けて歩きだすことができます。前進していれば、いつか幸せに出会うことができるでしょう(そういう希望ももてるのです)。
 希望をなくし、幸せになるために何もしなければ、なかなか幸せにはなれないでしょう。それではあまりにも自分を大切にしていないと思います。

 まずは、「幸せになれたらいいな」という希望を持つことです。
 余計なことを考えずに、「幸せになれたらいいな」と思うことで、少し心が明るくなり、そのために何かをしてみようという気もちに少しでもなれたら(「では、どうしたら?」と考えることができたら)、と思います。



6月22日(土)気もちが変わる
 「希望を持つ」ことで気もちが変わるのです。
 いちばんは、心が明るくなれることでしょう。
 現実は同じでも、希望がもてるのともてないのでは、心模様がぜんぜん違ってくるのです。

 心が明るくなれば、元気ややる気が湧いてくるものです。
 心が沈んでしまうと何もしたくなくなってしまうものです。
 心が元気ならば、何かをしたくなるのではないでしょうか。

 希望がもてるのと、希望がもてないのの差は大きいと思います。
 でも、現実が変わったわけではありません。心が変わっただけなのです。
 現実はそう思い通りにはならないものです。心は努力しだいである程度はどうにか変えられるようになれると思うのです。
 心を変えるには、まず考え方からだと思います。
 「希望を持つ」というのは、実際には、希望のもてる考えをすることです。自分の心が少しでも明るくなれる考えを見つけて、それを心に思い抱くことができればいいのです。

 まずは、「希望を持つ」ことが自分(の心)にとって大切なこと・大きいことだと知るのが大事なのではないかと思います。



6月23日(日)現実的な目標と楽観的な希望
 私は、実現可能な目標をもつことが重要だと考えています。100%実現可能ということではありません。実現できる可能性を少しでも自分が感じられればいいのではないか思います。
 可能性を感じられない目標は、自分を苦しめるだけです。そのことを思ってもため息をついたり無力感に陥ったりするだけです。
 実現の可能性を感じられれば、希望がもてます。逆に、希望がもてるかどうかが自分の目標となるかの判断材料と考えてもいいのではないでしょうか。

 希望を持てない理由の一つは、悲観的な考えをしてしまうからだと思います。やりたいことや目標が頭に浮かんでも、うまくいかないのではないか、大変なのではないか、自分にはできないのではないかなどと考えてしまうのです。
 たいていの目標はできるかもしれないし、できないかもしれないということでしょう。悲観的な人はできないことを考えがちで、楽観的な人はできることを考え易いのでしょう。
 実現の可能性を感じるためには楽観の部分が必要なのだと思います。「希望」には楽観性も含まれているのでしょう。
 現実的な目標があっても、楽観的な希望を持つことが大切なのです。

 どうしたら楽観的になれるのでしょうか?
 これは難しいことなのかもしれません。特に、悲観的な考え方のクセがある人には。
 私の場合は、「将来はハオハオ」「なるようになる」と考えられるようになったことが大きいと思っています。
 幸せになりたいのなら、悲観的な考えをストップして、楽観的な考え方・幸せになる考え方を心がけていくしかないように思います。

 現実的な目標がなくても、「そのうちにいいこともあるよ」「明日があるさ」のような楽観的な希望を持てればいいと思います。
 楽観的な希望で心が明るくなったら、自分のやりたいことを探してみればいいのです。そして、やりたいことをやるのを目標にすればいいのです。
 目標がある人は、「○○たらいいな」とその達成を希望にすればいいのです。

 本気で幸せになりたいのなら、意図的に楽観的な希望を持つことも必要なのではないかと思います。



6月24日(月)自分の望みは?
 希望を持つためにはまず、「どうしたいか」という自分の望みがわからなければ話になりません。
 「これをこうしたい」という具体的な望みがあるのなら、「○○たらいいな」と希望を持ち、「では、どうしたら?」と考えればいいわけです。

 何かイヤな事があったり悩みを抱えている時にも、「どうしたいか」を明確にすることが役に立ちます。
 たとえば、誰かとケンカをしてしまったあとに、悔しい/悲しい/気まずい/困ったなどと思ってもイヤな気もちになるだけです。「では、どうしたら?」と考えればいいのですが、その前に自分の望みをはっきりさせたほうがいいのです。
 ケンカ・議論に勝ちたいのか、相手に謝らせたいのか、仲直りをしたいのか、イヤな気もちを鎮めて気分よく生活したいのか、相手にいつまでイヤな思いをさせたくないのか、相手を幸せにしたいのか、・・・。
 どの望みを選ぶかによって、「どうしたら?」の答えが違ってくると思います。(もちろん、望みは一つに限らず、複数あってもいいのです)

 悩みを抱えている時には、ただ早く解決したいと望んでも、それがすぐにできない場合には苦しむだけです。他に、苦悩から一時的にでも解放されたい・少しでもラクになりたい、悩みの問題をもっとうまく考えたい、悩みがあっても気分よく生活したい、この問題から何かを学び自分を育てたいというような望みをはっきりもてば、自分の考えも気もちも変わってくるのではないでしょうか。

 自分がどうしたいかがわからない、まったく思いつかない時には、基本的な望みを思い直してみればいいと思います。たとえば、
・幸せに暮らしたい、気分よく生活したい、ラクになりたい。
・希望を持ちたい、心を明るくしたい、明日の幸せを信じたい。
・夢をもちたい、目標を達成したい、問題解決のヒントを見つけたい。
・幸せにしたい人を幸せにしたい、人の役に立ちたい。
・自分を育てたい、いい経験をしたい、過去の不幸を幸せに変えたい。
 これらをヒントに、その時の自分の望みを見つけ、「○○たらいいな」と希望にすればいいのです。5つのヒントを思い浮かべれば、自分の望みを見つけやすいと思います。

 ただつらい・悲しいなどと思ったり、不平不満を抱いたり、不運・不遇を嘆いたり、あきらめたり落ち込んだりしていても、心が暗くなるばかりです。
 自分の望みを見つけて、「○○たらいいな」と思えば、少しは心が明るくなります。どうしたらいいかも見えてくるのではないでしょうか。



6月25日(火)前に進む
 一つの希望を持ち続けるためには、前進することが必要なのではないかと思います。
 夢や目標や幸せに向かって実際に何かをしていれば、実現の可能性を感じられると思います。何もしなければ、期待することは難しいでしょう。

 自分のやりたいことがわからない、夢が見つからないという人は、探し続ければきっと見つかると思います。あきらめて探さなければなかなか見つからないでしょう。
 いい出会いがないという人は、出会いを求めたほうがいいでしょう。出会いの場はいっぱいあると思います。まったく同じ生活を続けていては出会いは少ないでしょう。
 自分は弱い、自分は××だから幸せになれないという人は、自分を育てる(幸せになる能力を向上させる)努力をすれば、少しずつ幸せに(暮らせるように)なれるでしょう。努力をしなければいつまでたっても大して変わらないでしょう。
 努力をすれば、それだけ求めたものを得られる可能性は高くなるのです。それだけ希望を持って生きられるのです。

 「動く」ことが大事なのではないでしょうか。
 体でも心でも動いている時には、元気でいられるし、余計なことを考えなくてすみます。じっとしていると余計なことを考えて落ち込んだり不安になったりしやすいと思います。
 相田みつをさんは「動いてごらん」と言っています。

 「希望」は自分を動かすエネルギーにもなります。
 希望を心に抱けば、やる気が湧いてくるはずです。
 希望を心に、どれだけ強く、どれだけ頻繁に抱くことができるかによって、パワーが違ってくると思います。そのためには、想像力がいりそうです。想像力を働かせて、希望の抱き方を工夫してみたほうがよさそうです。

 幸せに向かう心と行動が、希望を維持するためには重要なのだと思います。
 前進している限り、努力を続けている限り、成長している限りは、確実に目標に近づいていくのですから、希望を持つことができるのです。



6月26日(水)期待か不安か
 これから何かをやる/今何かをやっているのなら、期待したほうがいいと思います。期待したほうがその事を楽しみにできます。
 反対に、不安に思うと暗い気もちになってしまいます。
 期待しているか不安に思っているかで、受け取るものとその感じ方も違ってくると思います。期待していればいい面が目につきやすくそれを喜びやすく、不安に思っていると悪い面が目につきやすくそれを気にしやすいと思います。
 期待することは幸せを探しているようなもので、不安に思うのは不幸を探しているようなものではないでしょうか。心が何を探しているかによって、見つかるものが違ってくると思うのです。
 日々の生活、夢や目標、仕事、恋愛・家庭、人づきあい、人生、・・・に期待するのと不安に思うのとでは大きな違いです。

 不安になってしまうのは無意識だからしかたがありません。心配性の人もいます。でもそれに気づいて、「不安は不幸にならないための注意信号」などと幸せになる考え方をすることはできます。
 さらに続けて、「○○たらいいな」と期待できれば、不安な気もちも解消できるでしょう。期待は意識すればできるものです。
 不安を感じたら、(その時にできる対策が有ればし、)期待して終わる習慣をもてたら、と思います。

 私は元々先の心配をしやすいのですが、そういう自分の考え方のクセを自覚しているので、「あぁ、またか」と気づけることも多く、「なるようになる」「○○たらいいな」と考えられるようになれました。
 このことは自分にとってすごく大きいことだと思っています。生き方が変わった大きな要因の一つだと思います。先の心配ばかりしていてはやりたいこともなかなかできないと思います。
 もう一つの大きい要因は、「夢をもって生きよう」と思ったことでしょうか。それによって、希望がもて、前進するパワーも湧いてくるのだと思います。

 期待するのはいいことですが、何でも求めすぎはよくないので、期待しすぎないほうがよさそうです。そこで私は、「○○たらいいな」と軽く言うことにしています。でも、しょっちゅう言います。そうすると希望がもて、心が明るくなり、やる気もでてきます。「では、どうしたら?」という考えにもつながります。

 実際には、いいこともあれば悪いこともあるのでしょう。
 「いいことは好!好! 悪いことはハオハオ」でいこうと思えれば、不安よりも期待をもてるのではないでしょうか。
 期待か不安か、どっちを望む?



6月27日(木)先の幸せを考える
 希望を持つと心が明るくなるのは、将来の幸せを考えるからでしょう。
 反対に、将来の不幸を心配すると暗い気もちになります。

 自分の将来の幸せを考えることが希望につながります。「○○たらいいな」という希望を「ではどうしたら?」と具体的に考えることで、将来の幸せにつなげることができます。
 当たり前のことですが、自分の将来の幸せを想い・考えることが実際に将来の幸せにつながるのだと思います。大げさな言い方ですが、先の幸せを考えていくことが自分の幸せな人生をデザインしていくことになると思うのです。

 幸せになるためには、幸せになる方法を考え・実践すればいいのです。それを一生懸命にしないで、「幸せになれない」と言うのはどうかと思います。
 自分の幸せになる方法も、自分を幸せにする方法もたくさんあるはずです。それを考え・探し続ければ、きっと見つかるはずです。工夫と努力をすれば実践できることがあるはずです。

 これからする何かを愉しみにするのも先の幸せを考えることです。
 生活の中に何か愉しみがあれば、それを愉しみすることができます。それが日常的なことであっても、その時を想像することや愉しみ方を考えることでいい(愉しみな)気もちになれます。

 今不幸な人の中には、過去の不幸を嘆いてばかりいる人や、今の不平不満を抱いてばかりいる人や、先の心配をしてばかりいる人がけっこういると思います。
 幸せになれない人の中には、先の幸せを考えられない人が多いような気がします。
 将来のことを考えても、暗い気もちになってしまうのでは、先の幸せをちゃんと考えられてはいないと思います。希望がもてるように、心が明るくなれるように将来のことを考えられるのが、「先の幸せを考えられる」ということだと思うのです。

 あなたは、自分の先の幸せを考えられることがどのくらいありますか?



6月28日(金)あきらめない
 「希望を持つ」ということは、「あきらめない」ということでもあります。
 希望を持てない人は、あきらめているのではないでしょうか?

 あきらめてしまうと、その時点で努力をやめてしまいます。
 努力をしなければ得られないものは、もう得ることができなくなってしまいます。

 何事も「できない」と言ってしまうのは、ある意味簡単です。そこで努力をやめてしまえばいいのです。もう何もしなくてもいいのですから。
 でももう本当にできなくなってしまうのです。
 努力をすればできる可能性はあるのです。その希望を持って生きられます。

 「あきらめる」ということは、本当はつらいことだと思います。

 無意識にあきらめていることもあるのではないでしょうか?
 そのために何もしていないのなら、あきらめているのと同じです。

 あきらめなければならないこともあります。
 あきらめたほうがいいこともあります。

 何かをあきらめることはあっても、(すべてをあきらめずに)他の何かに希望を持って生きられればいいのです。そのための努力をすればいいのです。
 今「希望がない」という人は、「幸せになれたらいいな」という希望を持ち、努力してみてはいかがでしょうか。
 自分の幸せはあきらめないほうがいいと思います。



6月29日(土)信じる
 「希望を持つ」ということには、「信じる」ことが必要です。
 可能性があることを信じられなければ、希望を持つことはできないでしょう。
 可能性を感じられるから、明るい気もちになれるし、やる気や元気もでてくるのです。
 可能性が低くても、心の中の希望が大きければ、それを目指すことができます。反対に、やればできるとわかっていてはいても、心に希望を持てないために、やる気になれないこともあります。

 夢や目標は、その実現の可能性を信じることで希望がもてます。「実現したらいいな」と思うことで、心がワクワクするのならそれを希望にできます。
 人を愛するためには、相手を信じることが重要です。愛を受け入れてくれる可能性を信じられなければ、愛の行為の実践は難しいでしょう。

 100%信じられることはめったにないでしょう。可能性を信じられればいいのです。
 心に希望がもてればいいのです。自分の心の明るさを信じればいいのだと思います。
 自分の心が幸せ向きならいいのです。心が幸せ向きなら、現実でも幸せに向かって生きられます。そのためには、「希望を持つ」ことからだと思うのです。



6月30日(日)希望を持って生きる
 自分の将来の幸せを信じられれば、希望を持って生きられます。
 「明日の幸せを信じて生きる」ことは、幸せになる方法の一つです。

 私は「幸せを感じて生きよう」と思っています。生活の中で幸せを感じられるように心がけています。少しずつ幸せを感じられることが多くなり、確かな幸福感を感じられることが増えてきています。

 私は20代半ばに『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)を読んで、「夢をもって生きよう」と思いました。その後、自分の夢を中心とした生活を続けています。達成した夢もありますが、達成していない夢もあります。私は現時点で、社会的に成功したわけでもないし、金持ちでもないし、幸せな家庭があるわけでもありません。でも、夢をもった生き方を充分に愉しみ、そういう生き方ができることをすごく幸せだと思っています。

 私は「人を幸せにできたらいいな」と思っています。このHPをやるのも本を書いて出版するのも、その目的があるからです。もちろん、それ自体を愉しむことと、それに関連した夢もあります。HPや本を多くの方に読んでいただき、少しでもお役に立てることが私の大きな幸せだと思っています。

 私は「自分を育てる」ことを人生目標にしています。
 自分を育てていけば(幸せになる能力を向上させていけば)、幸せに(暮らせるように)なれると信じています。
 そうなれるように実際に努力を続けています。幸せになる考え方を心がけ、「すべてのことはいい経験」と考え、どんな不幸も幸せに変えることができると思っています。

 私は自分の将来の幸せを信じられます。
 現在、すでにけっこう幸せに暮らせるようになっているし、一年一年幸せに暮らせるようになりつつあることを実感しています。
 私は「自分の生き方はこれでいい」と思っています。自分が考える「幸せになる方法」を信じて、それを実践しているのですから。

 「幸せになれたらいいな」という目標をもってちゃんと努力している人は、自分の将来の幸せを信じていいと思います。
 少しずつでも幸せを感じて暮らせるようになりつつある人は、自分の将来の幸せをもっと信じていいと思います。
 自分の将来の幸せを信じられれば、心に希望という幸せをもって生きられます。さらなる幸せに向かって生きていけます。


◇参考図書

  『夜と霧』 ヴィクトール・E・フランクル

  『〈希望〉の心理学』 白井利明


   

この日記のつづき

◇「希望について

幸せのホームページ