しあわせ日記
自分を強くする
「自分を強くしよう」と努力するのはいいことです。
弱い自分をそのままに放っておくのは、自分を大切にしていません。
「強さ」にもいろいろあると思います。たとえば、動じない強さ、落ち込まない強さ、人間関係の強さ、意志の強さ、我慢強さ、・・・。
また、「強さ」には外に対する強さと内に対する強さがあると思います。
外に対する強さは、人や社会などの外部から受ける被害に対する強さです。たとえば、出来事に左右されない、人に左右されない、境遇に支配されない、悩みや問題に左右されない、・・・。
悪い事があれば、ある程度の被害はしかたがありません。でも、物事の受けとめ方によっては、心への衝撃を軽くすることはできると思います。
そのための努力ができる自分は強いのです。
内に対する強さは、自分の内部から受ける被害に対する強さです。
「○○できないといけない」「弱い(所がある)自分はダメだ」などと、自分を責めるのは、自分で自分をいじめているようなものです。
内部からのいじめは、自分で(気づいて)ストップできるはずです。自分は常に自分の味方になり、自分を助けてあげたほうがいいのです。
それができる自分は強いのです。
3月4日が誕生日の脚本家・野島伸司さん(1963年生まれ)の「聖者の行進」より。
『強くなることは鈍くなるということです。
痛みに鈍感になるということです。
自分の痛みに鈍感になると人の痛みにも鈍感になります』 野島伸司
“鈍感力“も強さの一つなのでしょう。
本当に強い人とは、“心が折れない人”という気がします。
私がおすすめしたいのは、「柳に風流のしなやかな強さ」を身につけることです。イヤなことがあったら、心が揺れてしまってもいい、できるだけ軽く受け流して、素早く立ち直れるようになれたら、と思います。
そのためには、まず自分の弱さを受け入れた上で、自分を強くする工夫と努力を続けていくことだと思います。
自分を幸せにできる自分は強いと言ってもいいのではないでしょうか。
その中には、自分の不幸になる考え方に気づき、幸せになる考え方を心がけることも含まれています。
幸せになる能力が向上すれば、何か問題があってもそれなりに幸せに暮らせるようになれると思います。
それができる自分は強いのです。
自分を育てていけば、少しずつ強くなれ、あまり不幸にならずに、幸せになっていけるのだと思います。