自分の弱さを受け入れる強さ
「自分は弱いからダメだ」と考えてしまうのはよくありません。
でも、「弱い」という事実を否定しようとするのはムリがあります。
「弱くてもいい」と受け入れ、「それでもそれなりに(幸せに)生きていける」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
それに、「弱い」のは一部のはずです。
弱い所がある、弱い時がある、弱い事がある、弱い人がいるということでしょう。
それ以外の、所・時・事・人に際しては、ふつうにできるし、心がけしだいでは幸せに過ごせるはずです。
「ここは弱くてもいい(他は大丈夫)」と受け入れてしまってもいいのではないでしょうか。
また、「自分の弱さ」をちゃんと受け入れているから、その時その時に一所懸命にやったり、いっそう努力することもできるのではないでしょうか。
弱さを克服するために努力するのなら、「今は弱くてもいい(努力を続ければ強くなっていける)」と考えることもできるでしょう。
何かが「うまくできない」ことが「弱い」ことではありません。
「うまくできないから自分ダメだ」と自分を責めて、努力をやめてしまうから「弱い(さらに弱くなってしまう)」のです。
うまくできるように努力してもうまくできない時・事はあります。でも、それでメゲない人は強い人だと思います。
「自分は弱い」と考えるよりも、「自分は未熟」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
「未熟だ」という自覚があるから、自分を育てようと心がけるのです。未熟だから成長する余地もあるのです。そして、今はその途中なのだから「まだしょうがない」と思うことができます。でも、将来はもっと強くなれるはずだ、という希望もあるわけです。
思うようにいかない時には、「まだまだ未熟だなぁ」と頭をかいて笑ってしまえばいいのです。
「自分は弱いからダメだ」と考えてしまうのと、「自分はまだ未熟だから、努力しよう」と考えるのでは、その後の人生はずいぶん変わってくるでしょう。
「今は成長過程」「自分は発展途上」と言える人は、「強い人」なのではないでしょうか。