意志の強さ?
自分がやろうと思ったことができない・続かないというような、自分の「意志の弱さ」を克服して、「強くなりたい」と思う人も多いのではないでしょうか。
やろうと思っても、やる気が出ないでできなかったり、つい他のことをしてしまったり。
ちょっとうまくいかないことやイヤなことがあると、我慢できなくてすぐに逃げてしまったり。
このような場合、やる気や意志の弱さのせいにしてしまうと、それまでです。
「意志の弱さ」よりも「やりたい気もちの弱さ」と考えたほうがいいのかもしれません。
やりたい気もちが本当に強ければ、自ずとやる気も出るでしょうし、簡単にはめげないのではないでしょうか。
「やりたい気もち」は、本来は、そのこと(で得られるもの)の魅力をどのくらい感じられるかだと思います。その魅力をうまく想像することで、やりたい気もちを高める工夫もできるでしょう。
また、「○○のため」と考えることでやりたい気もちが強くなることもあります。たとえば、自分のため、愛する人のため、もしくは、多くの人の役に立つため、などです。
「こういう生き方をしたい」というのがはっきりしていれば、「そのためにこれをやりたい」と思えることもあるのではないでしょうか。
やる気が出ない時もあるでしょうが、「やる気になれないからできない」と思ってしまうのはよくないでしょう。
やる気を出す工夫はいろいろとできると思います。
自分なりのやる気を出す工夫を重ねていくことが大事なのではないでしょうか。
「意志」ではなく「望み」をはっきりさせ、「強さ」ではなく「回数」で勝負すればいいと思います。つまり、「意志の強さ」ではなく「望みの回数」です。
実際にどうしたらいいかというと、「○○たらいいな。ではどうしたら?」と何度も思うことをおすすめします。
努力を続けられないのは、そういう習慣がないから、とも考えられます。
目標をもって努力する習慣をつくることができれば、と思います。
そのためには、常に目標をもって努力することを続けることです(当たり前ですが)。続ければそれが習慣になります。習慣になれば自然にできます。
努力を続けるためには、それを愉しむことだと思います。目標達成への過程を愉しむ工夫をすることが大事だと思います。
安易にやる気や意志の弱さのせいにしないで、工夫しながら目標に向かって努力する習慣をつくることができれば、と思います。