読書日記

  暇になると悪い気分の理由を見つける

 『幸福論』(アラン)より、
 何かに専念している限り気にもとめないが、暇になると、ああでもないこうでもないとやり始める。ささいな理由がどっと出てきて、これが原因でこれが結果であると考え出す。妙なる精神はいつも、悲しい時には悲しい理由を、陽気な時には陽気な理由をうまく見つけるものだ。
 人はつい悪い気分に流されてその理由を考え始めてしまうのでしょう。
 そして、悪い気分の原因を見つけ出し、誰かのせい、組織/社会/制度のせい、自分のせい、運のせいなどと考え、悪感情を再燃してしまいます。
 そういうことを繰り返して悪い気分の悪循環落ち込みの悪循環不幸の悪循環に陥ってしまうこともあります。

 そういうことを減らす一つの方法は、何かに専念することなのでしょう。
 自分がやるべきこと(仕事・家事・勉強など)を集中してやれる人はそれがいいでしょう。そういう意味では、「(不幸なときには意図的に)忙しくする」という対策も有効でしょう。
 趣味や娯楽など、自分が楽しめること・熱中できることがあるなら、それでもいいでしょう。悪いことを考える暇があるのなら、やれるはずです。

 悪い気分に流されて悪いことを考えるのを減らすもう一つの方法は、日頃から気分よく生活するように心がけることです。気分がよければ、不幸な気もちになるような考えが誘発されることはないのです。
 自分に効果がある気分転換法がいくつかあると、役に立つのではないかと思います。
 生活の中で幾度か幸せを感じられるようになると、とてもいいのではないでしょうか。



   

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