憂鬱な人に言いたいことはただ一つ。「遠くをごらんなさい」。憂鬱な時には、行動が不活発になり、室内に閉じこもりがちになりやすいでしょう。それでは憂鬱な時間が余計に長引いてしまいます。
広々とした空間に目を向けてこそ人間の目はやすらぐのである。夜空の星や水平線をながめている時、眼はまったくくつろぎを得ている。眼がくつろぎを得る時、思考は自由となり、歩調はいちだんと落ち着いてくる。全身の緊張がほぐれて、腹の底まで柔らかくなる。
自分のことなど考えるな、遠くを見るがいい。
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