しあわせ日記

7月29日(土) 落ち込みの悪循環

 『頭をよくするちょっとした「習慣術」』(和田秀樹)より、
 誰だって気分が落ち込む時はある。それが問題なのではない。
 いちばん問題なのは、気分が落ち込むことや、軽いうつになることで生じる「負の悪循環」だからだ。
 自分を不幸だと考える人や、どうも頭がよく働かないという人は、「不幸の悪循環」や「愚行の悪循環」に落ち込んでいるとしか思えないところがある。

 落ち込んだ時に「書く」習慣、書いたものを「読む」習慣を持つことは、落ち込みの悪循環を断つうえでひじょうに有効だが、普段から気づいたこと、思ったことをすぐにメモする習慣を持つのも、「頭をよくする」うえで役に立つ。
 落ち込んだ時には、悲観的・否定的な考えをしやすく、さらに落ち込んでしまうことがよくあります。
 イライラや怒りや嫉妬などの悪感情は愚行に結びつきやすく、自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。
 大きなミスをすると、動揺してミスを続発してしまうことがあります。
 誰か一人の人との関係でイライラして、他の人に当たってしまうこともあります。
 不幸な事があった後は、やるべきことをちゃんとやれなかったりして、次の不幸を生んでしまうことがあります。

 負の悪循環、愚行の悪循環、落ち込みの悪循環、不幸の悪循環というようなものは、現実にけっこうあることだと思います。
 そこには、悪感情になると悪い考えや行動をしやすくなる、という人間らしさ(愚かさ?)があるのだと思います。

 悪い事・不幸なことがあった時、悪感情になった時には、悪循環に陥らないように気をつける(幸せになる考え方を心がける)ことが大事だと思います。
 具体的な幸せになる考え方については、「“くよくよ”“イライラ”の悪循環」を参考になさってください。

 落ち込んだ時に「書く」、書いたものを「読む」(さらに「考える」、つまり、紙に書いて考える)というのは、不幸の悪循環を断つために役立つ方法だと思います。
 また、自省を続けることが、「自分を育てる」「頭をよくする」ことにつながるのではないでしょうか。



   

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