しあわせ日記

7月30日(日) 根拠のない疑い

 『頭をよくするちょっとした「習慣術」』(和田秀樹)より、
 根拠のない思い込みをしない、意味のない疑いを持たないということを「習慣づける」のは上手に生きるコツの一つだ。
 疑わなければいけない時だけ疑えばいい。
 客観的な根拠がないのに「疑う」という歪みを持っている人には、根拠がないことは疑わないという考え方を習慣づけるように心がけるのだ。
 「あの人に嫌われている(に違いない)」「どうせうまくいかない(に違いない)」「私は幸せになれない」など、根拠のない思い込みのために、不幸に(幸せになれなく)なってしまうようなことは避けたほうがいいでしょう。

 人の心(考えていること)はわかりません。勝手に悪く思い込んで、一人でイヤな思いをしたり、悩んだりしないほうがいいでしょう。
 将来のことはわかりません。いろんな可能性があるはずです。勝手に悪く決めつけて、自ら幸せの可能性を放棄して、不幸になるのはよくないでしょう。

 根拠のない思い込みに気づくためには、自分が否定的な考えをしてイヤな気もちになった時に、「本当? 絶対?」と自分の考えを疑ってみるといいと思います。
 「絶対に本当」と言い切れないのなら、「そうじゃないかもしれない」「自分の勝手な思い込みかもしれない」などと考えられるのではないでしょうか。

 疑うことはダマされないために役立ちます。
 でも、疑うことでイヤな気もちになったり、気もちがひいてしまって悪いほうにいってしまうことも多いと思います。
 疑う必要がない時には、そういう考えに気づいたら「今は疑うのはよそう」とストップできるようになれるといいでしょう。

 「信じられるか?」と考えたら、100%信じられることは少ないでしょう。
 かと言って、少しでも疑いがあるからと、まったく信じないのもよくないでしょう。
 「ある程度は信じよう」「ここまでだったらだまされてもいいから信じたい」というような信じる度合いがあっていいのではないでしょうか。

 また、どうせやる(つきあう)のなら、「信じてベストを尽くそう」を考えたほうが、疑いながらよりもいいでしょう。

 疑うクセがある人には難しいことだと思いますが、「必要以上に疑わないようにしよう」という心がけを続けることで、少しずつできるようになっていけたらいいのではないでしょうか。
 また、「疑う」よりも「信じる」ことが大事なこともあると思います。



   

次の日の日記

頭をよくするちょっとした「習慣術」

ホームページ