読書日記
幸せの道は公平
『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。
「
幸せの道に不公平はない。
常に善い人に幸せを与える
」
(『老子』第79章「天道無親、常与善人」)
世の中には不公平なことはたくさんあります。
(客観的に)幸せな環境に生まれる人もいれば、(客観的に)不幸な環境に生まれる人もいます。人それぞれ、容姿も違えば、能力も違います。運のいい人もいれば、運の悪い人もいます。人によっては、選べない(人生の)道もあります。
でも、
幸せの道は広く
、誰もが歩むことができるのです。
そして、
心に善く力を貸して
、
幸せになる心の働き
を用いれば、それなりに幸せになれるのです。
不幸になる考え方をすれば不幸な気もちになり、幸せになる考え方(
心を幸せ向きに変えられる考え方
)をすれば(より)幸せな気もちになれるのです。
幸せの道を極めることで「
すべて“よし”
」と思えるようになれれば、常に幸せでいられるようになるでしょう。
つまり、自分の心の働きしだいで誰でも幸せになれるのです。
むしろ、弱い人や不幸になりやすい人ほど、
柔らかい心を身につける
ことで、幸せになれる幅が大きいとも言えます。
そういう意味では、幸せな環境に生まれた人はすごく幸せになるのは難しい、とも考えられます。
そういうことまで考えると、人が幸せになることに関しては、皆公平なのかもしれません。
幸せになる心の働きは自然に従う
のです。
自然の法則は誰にでも公平に働いているのではないでしょうか。
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老子』から学ぶ幸せの道
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