読書日記

  柔らかい心が勝つ

『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

『弱いものが強いものに勝ち、
  柔のものが剛のものに勝つ』
 という言葉を知らない人はいないが、
 それを実行できる人はそうはいない

 (『老子』第76章「弱之勝強、柔之勝剛、天下莫不知、莫能行」)

 心が弱いくよくよしやすい人は、繊細な人かもしれません。小さいことに過敏に反応して不幸になる考え方をしてしまうのでしょう。
 心が弱い繊細な人は、気づく能力・感じる能力の高い人とも考えられます。それを生かして、自分の幸せに気づき、幸せを感じられるようになれば、幸せになりやすい人になれるでしょう。
 幸せを感じやすい心は、柔らかい心とも言えるでしょう。

 心が弱い傷つきやすい人は、自分の(不幸になる)考えに影響されやすい(心の声が大きい)人でしょう。
 自分の考えに影響されやすい人は、幸せになる考え方を身につけることで、心をうまくコントロールできるようになる人だと思います。
 自分の考えを途中で変えられる心は、柔軟な心と言えるでしょう。

 心が弱い不幸になりやすい人は、思い込みが強い(暗示にかかりやすい)人かもしれません。
 そういう人は一つの幸せを固守したり、一つのことにとらわれりしないようになれるといいでしょう。
 また、“幸せ”についての幸せになる考え方ができるようになれば、幸せになれるのではないかと思います。
 一つの幸せにとらわれない心は、柔らかい心と言えるでしょう。

 生来心が弱い人は、柔軟な考え方を心がけることで、“柳に風”流のしなやかな強さを身につけ幸せを感じる心を養うこととで、幸せになれるといいでしょう。
 人生の勝ち負けをつけるとしたら、どれだけ幸せになれたか、で決めればいいのです。
 心が弱い人は、柔らかさを身につけることで、すごく幸せになれる人だと思います。



   

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