第12講 幸せになるために “幸せ”についての幸せになる考え方

 “幸せ”に対する考え方はいろいろあり、人それぞれでいいと思います。
 でも、幸せになるためには、幸せになれるような“幸せ”についての考え方をしたほうがいいと思います。

 たとえば、幸せになるためには「これしかない」と思い込み、しかもそれが得難い幸せだとしたら、その人が幸せになるのは難しいでしょう。
 意識はしていないかもしれませんが、「○○にならないと幸せになれない」「××だから幸せになれない」と思い込んでいるような人は多いと思います。

 幸せになりやすい“幸せ”についての考え方があると思います。

 一つの幸せになれる考え方は、「幸せはたくさんある」です。
 幸せがたくさんあるのですから、幸せになる方法もたくさんあり、たくさんの幸せを感じることが可能だと思えます。
 一つの幸せが手に入らなくても、他にも幸せはたくさんあるのですから、幸せになれると思えます。
 「幸せはたくさんある」と思えたほうが、それだけ幸せになりやすいでしょう。

 もう一つの幸せになれる考え方は、「“幸せになる”とは、幸せを感じて生活できる(幸せに暮らせる)ようになること」です。
 幸せを手に入れた時に一時的に幸せになれたとしても、幸せに暮らす習慣がない人は、やがて幸せを感じられなくなってしまうでしょう。
 これに対して、幸せに暮らす習慣がある人は、特別に大きな幸せが手に入らなくても、十分に幸せを感じて生活できるでしょう。
 幸せを感じられるようになるための方法については、第1講をご覧ください。

 他にも、“幸せ”についての幸せになる考え方はいろいろあります。
 「幸せオタクの幸福論」や「幸せについて」をヒントに、自分が幸せになれそうな“幸せ”についての考え方を見つけていただけたら、と思います。


   

第12項 幸せになるために

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