読書日記
無為でも幸せを感じる価値
『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。
「
言葉では伝えられない教え、
何も為さない(ように見える)行いに、
この世で他に及ぶものが希なほど、価値があることがある
」
(『老子』第43章「不言之教、無為之益、天下希及之」)
人生の価値
は何で決まると思いますか?
何か(夢や目標の達成/成功/金持ちになる/マイホームを持つなど)を成し遂げることでしょうか。
そのようなことは考えていなくても、仕事中心の生き方、お金(損得勘定)優先の考え方、人からよく思われたいがための行動などをしている人は多いでしょう。
要は、自分の心(の幸せ)優先の生き方をしていない人がけっこういるのではないかということです。
幸せになるためには、
幸福感が大事
です。
人生の価値としても、どれだけ幸せに過ごせたか(幸せを感じられたか)が大事なのではないでしょうか。
だとしたら、何をやるかよりも
どういう心でやれるか
に価値があるのです。
そういう意味では、何も為さないように見える行いであっても、幸せな心で過ごせるのなら価値があるということです。
たとえば、心から
楽しむ
時間、
心静かな時間
、
幸せを感じる
時間、・・・。
そういう時間を過ごせることを「幸せだなぁ」と思えると、なおいいでしょう。
ですが、幸せは人それぞれです。何にどのくらい幸せを感じるかは、人によって違います。
自分が何に幸せを感じられるかは、自分で試して実感して学んでいくしかないのです。それは言葉で教えられるものではないのです。
要は、
自分の幸せ
を知ることが大事なのです。
その上で、
心を大切にして生きられる
ようになれたらいいのではないでしょうか。
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老子』から学ぶ幸せの道
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