読書日記
健康第一
『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。
「
名をあげるのと身体と、どちらが大切か?
身体と財貨と、どちらの価値が多いか?
」
(『老子』第44章「名与身孰親、身与貨孰多」)
名誉・名声・地位・人からの評価などを得ることと、自分の身体・健康とどちらが大切でしょうか。
何かで名をあげられたら、一時的には幸せになれるでしょう。でも、そのために身体(健康)を損ねたら、幸せに暮らすことは難しくなってしまいます。
健康なら、名をあげるようなことをしなくても、幸せに暮らすことは可能です。
お金や高価な物と、自分の身体・健康とどちらが大切でしょうか。
幸せに暮らすためにはある程度のお金は必要です。でも、それ以上あっても幸不幸はあまり変わらないそうです(
お金と幸福感
)。
お金がいくらあっても、健康でなければできないこと、幸せを味わえないことがたくさんあります。
お金はそれほどなくても、健康ならできる
幸せになれること
はたくさんあります。
お金を得るために健康を害してしまうのは、自分のためによくないのではないでしょうか。
健康
は、それ自体が幸せなことであるだけでなく、その他の多くの幸せを得るための基盤となるものです。
また、身体だけでなく、心の健康も大事です。幸せになるためには、心の健康のほうが大事でしょう。
幸せになるためには、
心身の健康をキープする
ことがとても大切だと思います。
望ましいのは、
心地よさ
を得られる身体の健康と、
いろんな幸福感
を感じられる心の健康だと思います。
健康が大事なのは当たり前のことですが、仕事やお金や人からどう思われるかなどのために心身の健康を犠牲にしてしまっている人もけっこういるのではないでしょうか。
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老子』から学ぶ幸せの道
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