読書日記

  否定的な自動思考を変える

 『疲れる理由』(ベンジャミン・H・ネーテルソン)より、
 これらの否定的な自動思考の例から導き出される重要な教訓は、その種の思考が人々を心配させ、神経質にさせ、ストレスを与えるということだ。エネルギーの情動的な流出の最終点は疲労である。
 これらの思考は変えられるのである。
 自動思考の流れを打ち破ることは、ストレスを解消し、疲労を消す。それにより人生のポジティプな要素に集中できるようになり、しばしば生活は楽しく、リラックスし、ストレスがなくなる。
 疲労(特に精神的)の原因で、大きいのはストレスのようです。
 そして、ストレスの原因でもある否定的な思考は、不幸(な気もち)の原因でもあります。

 『私たちの疲労は仕事によって生じたのではなく、
  悩み、挫折、後悔が原因となっていることが多い』 デール・カーネギー

 否定的な思考(不幸になる考え方)には様々な種類があります。
 たとえば、比較くよくよイライラ後悔自責心配悲観的完璧主義、・・・。
 「疲れる」と思うだけで疲れるというのも、その一つです。

 大半の否定的な思考は無意識に行われる自動思考(考え方のクセ)になっており、頻繁に行われ、ストレスや疲労や不幸な気もちを生みます。
 考え方(のクセ)を変えることは可能だと思います。
 考え方が変われば感じ方が変わり、ストレスや疲労も違ってきます。

 自動思考(考え方のクセ)は無意識につい出てしまいます。それはしかたがありません。
 でも、自分の否定的な思考に気づき、途中で思考の流れを変えることは可能です。一度考えたことを否定し、別の考えを選ぶ(考え直す)ことができればいいのです。
 それが習慣になれば、不幸な気もちになる時間が減り、その分生活を楽しむ幸せを感じる時間を増やすことも可能になるでしょう。
 また、ストレスや疲労が減れば、幸せになれることをもっとしやすくなるのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

疲れる理由』ベンジャミン・H・ネーテルソン

ホームページ