読書日記

  幸せになる気質と能力

 『こころのレシピ』(クリストフ・アンドレ)より、
 幸せになるのに素質は関係します。気質は生まれつきのものですから、世の中には幸せになりやすい人と、なりにくい人がいるのです。
 本人が意識的に変えようとしないかぎり、私たちの〈気分の平均値〉は安定している。

 実際、私はセラピストとして、もともとは〈幸せになりにくい気質〉だった人が〈幸せになるための能力〉を後天的に身につけているのを見ています。本人が努力をすれば、〈気分の平均値〉は必ずアップするのです。
 生まれつきの気質というのもあるのだと思います。また、性格と幸福感には相関があるのでしょう。
 でも、変えようのない気質はごく限られた所だけで、心の働き(主に、考え方)を変えることで幸せになりやすくなる可能性は十分にあると思います。

 反対に、自分(の心)が変わらなければ、環境が変わっても(長期的には)幸不幸はあまり変わらないでしょう。

どこに行っても自分と道連れ (ジョン・カバット・ジン)

 幸せになるためには幸せになる能力が必要です。
 幸せになる能力を身につけ向上させる努力を続けることで、少しずつ幸せになっていけたらいいのではないでしょうか。



   

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