読書日記

  自分を愛する

 『生き方通』(矢沢永一)「すべきこと」より、
 自分を愛する、という精神の所作は、単に自分のことばかり大切に考えることではない。それは生きてゆくために必須の心がけである。健康に関する対応策だけではない。自分を成長させるための手続きである。

 本当に自分を愛する人は、結果として自分の不利益になるようなことはしないであろう。長い目で見て自分を有利な立場に導いてくれるような方向を探るに決まっている。
 「愛する」とは「大切にすること」。
 「自分を愛する」とは「自分を大切にする」ことです。

 自分を大切にするためには、「自分をまもる」こと。自分の身体(健康・命)だけでなく、自分の心をまもることも大切でしょう。つらい時には自分を助けることです。
 また、「自分を育てる」ことが大事でしょう。弱いままの自分を放っておかずに、自分を強くするように努力することが自分を大切にすることになるのです。

 自分を愛することは、自分勝手な利己主義とは違います。そんなことをしたら、まわりの人に嫌われ、関係が悪くなって、自分を苦しめることになってしまうでしょう。
 まわりの人を大切にすることが自分を大切にすることにつながるのです。

 自分を本当に愛するのなら、自分の幸せを考え、そういう方向に導こうとするはずです。
 たとえば、自分のやりたいことをする。誰にでもやりたいことがいろいろあるはずです。少しでもやりたいことができるように努力することが自分の幸せにつながるのです。
 たとえば、「なりたい自分になる」こと。なりたい自分を目指して努力し、少しずつそれに近づいていくとともに幸せになっていけるのだと思います。
 他にも幸せになれることはたくさんあるはずです。幸せ習慣を身につけることが着実な幸せになる方法だと思います。
 「自分を愛する」とは、「自分を幸せにする」ことと考えてもいいのではないでしょうか。



   

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