読書日記

  自負心をもつ

 『生き方通』(矢沢永一)「すべきこと」より、
 自負心をもっている人とは、自分の能力および性格を、高値でもなく低値でもなく、正味の重みで自覚し、その上で、自分の資質を存分に発揮したいと考え、しかるべき機会を待っている人である、と説明したらよいであろうか。
 だからこの人は自信をもっているが謙虚であり、望むところは大きいが理に叶っており、毅然としているが傲慢でなく、焦ったりすねたりせず悠然としている。
 “自負心”とは、「自分の才能や仕事について自信をもち、誇りに思う心」。
 そのためには、まず自分(の能力や性格)を知り、公正に評価できるといいのでしょう。
 その上で、自分を生かすことを考え、そのための準備・努力をしつつ、機会を待つことができるといいのでしょう。

 自分(の能力や人間性)を正しく評価するのは難しいと思いますが、自信がないと思う場合には「過小評価していないか?」、「自信がある」場合には「過大評価していないか?」と自問できれば、過ちを防止できるかもしれません。
 もう一つ大事なのは、自分に期待することだと思います。それがあるから、夢や目標をもって生きることもできるのでしょう。

 何事も過度はよくないのでしょう。
 自信があるのはいいけれど、自信があり過ぎると(過信して)誤ることにつながります。謙虚な心を忘れてはならないのでしょう。
 (大きな)望みがあるのはいいことですが、過大な望みをもつの(求め過ぎ)は不幸の元です。実現可能な望み達成可能な目標をもつことが大事でしょう。
 自分に誇りをもつのはいいことですが、傲慢になってはよくないでしょう。
 また、力が入り過ぎるのも、無気力なのもよくないでしょう。ちょっと心の力を抜いて心の余裕をもって前向きに生きていけるといいでしょう。

 自負心は自尊心の一部ではないかと思います。
 自負心をもった上で、自分を大切にできるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

生き方通』矢沢永一

ホームページ