しあわせ日記

10月9日(月) 自分を生かす

 『人生論』(武者小路実篤)より、
 人間は何かしに生まれたものだ。何もしないために生まれたのではない。
 それなら何をしたらいいか。
 それは自己を完全に生かすように努力すること、隣人のためにつくすことである。

 真に自分を正しく生かすものは、自己の完成のために働くと同時に他人の自己完成に役立つ人である。自分を真に生かして、他人に真に生きる道を教えたものこそ、真に自分を生かしたものと言えるのだ。
 ただ生きるのではなく、自分を生かすような何かができるといいのでしょう。
 自分を育てることで自分が幸せに暮らせるようになるだけでなく、その自分の能力を活かして何かの役に立つ、誰かの役に立つことができたら、さらに幸せなのではないでしょうか。

 家族のためになれる、友達の力になれる、人の役に立てる、社会に貢献できる、・・・。
 このようなことは、生きている意義や自分の存在価値にもつながる、自分を生かすことではないかと思われます。
 自分にできることが何かあるのではないでしょうか。

 人を幸せにするいちばんの方法は、相手が自分を育てるのを手助けすること、ではないかと私は考えています。

  『ある人に魚を一匹与えれば、その人は一日食える。
   魚の取り方を教えれば、その人は一生を通して食える』 中国のことわざ

 また、「多くの人を幸せにできれば、それだけ自分が幸せになれる」とも考えています。
 「人を幸せにする」ことは、自分が幸せになる方法であり、自分を生かすことにもなると思います。

 読者の方が幸せになるために、「幸せのホームページ」が少しでもお役に立てれば、幸いです。



   

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