人間の進歩に不可欠な能力を一つだけ挙げるとすれば、それは、真実と偽りを見分ける能力、ということになるでしょう。幸せになるためには、幸不幸を見分ける能力(幸不幸の識別眼)を養うといいでしょう。
識別眼は、気高い能力であるために、それを養うためには、やはり気高い方法、つまり、「自分自身の思い、意見、および行いを持続的に分析・吟味する」という方法が採用されねばなりません。
つねに《真理》に従う姿勢を崩さず、「私は正しいのだろうか」とつねに自問し、自分の思いを、謙虚な姿勢で、じっくりと分析・吟味しつづける人間は、やがて、真実と偽りをどんなときにも明確に区別できるようになります。そしてそのときから、識別眼というかけがいのない能力がその人間のものになります。
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