1 人間関係を変える3つの方法 2 愛は関心あるいは感受性から始まる 3 愛は人を動かす 4 人の見方とテクニック 5 人を認め、身振りで示す 6 争いやいら立ちは理解によって消失する 7 説得は、まず人の話に耳を傾ける 8 相手なりの感情的な理由 9 頼む 10 反抗する人に対処するには 11 あなた自身を好ましく感じる 12 怒りは自分の反応のせい 13 人は期待される度合いに影響される 14 あなたの思考は伝わっている 15 人生は思考である 16 問題のカギは単純な原則 17 人を愛すること |
「本のページ」 幸せ雑記 『説得力―敵を味方にする法』(amazon.co.jp) ホームページ |
自分自身を変えるほうが、他人を変わらせようとするよりずっと効率がいい。人を変えるのは困難です。自分(の考え方)を変えるほうがいいのです。
あなたの予想よりはるかに早く、はるかに越えてあなたは成長します。
愛、それは思考であり、行動であります。説得力を発揮するためには、「愛」が必要ということらしいです。
愛、それは能力であり心構えであるのです。
それはまず他の人々に対する関心、あるいは感受性に始まり、そこから成長するものです。
愛、それはあなたの人生を間違いなくより豊かに、より深く、より高く、より広くする作用をし、あなたの人生を必ずや感情的な喜びと満足感で満たしてくれるものと言えます。「他人の必要とするものを与えれば、自分の必要なものを与えてくれる」というのがこの本の中心となる考え方なのです。
これら愛についての説明はすべて、“他人の必要とするものを彼らに与えればそれだけ、彼らはあなたにあなたの必要なものを与えてくれる”を言い換えたものに過ぎません。
あなたが他人とのつき合いで成功を収めるその第一歩は、あなたの他人を見る見方にあるのです。小手先のあの手この手、ごまかしのテクニック、あるいは心理学上の理論を用いても、何ら効果はありません。相手はすべてお見通しなのです。自分が相手をどう見ているかは、相手にお見通しなのかもしれません。
人々が自分の話をしたがっている、自分自身のことを表現したがっている。(中略)その希望が受け入れられるとなれば、つまり注意深く耳を傾けてくれる人がいたら、彼らの反応は肯定的なものになります。そして話を聞いてくれる人の提唱すねことを即座に受けいれるようになるのです。そう簡単にいくとは思えませんが、人を説得するためにはまず相手の話をよく聞くことからというのは、そのとおりだと思います。
人々には彼らなりの理由があって何かをするのです。あなたにとっての理由で動くのではありません。彼らにとっての理由で動くのです! そして彼らにとっての理由とは、彼らの感じ方によってつき動かされた感情的な理由です。人は理屈だけでは動かないのです。ましてや、他人の理屈では動きません。
あなたも、もし他人に何かをさせたい、してもらいたいと望むなら、その人にとっての理由を用意しなくてはなりません。これは他人を説得するための第一段階です。
うまく説得するとは、相手の感情にうまく訴えかけることなのです。
何はともあれ頼んでみること人を説得しようと、あれこれ考えるよりも、何はともあれ頼んでみるのがいいようです。
単純かつ具体的に頼む
助力を頼まれていやがる人はいない
相手が「○○してくれない」「××するのがイヤ」などと不満を感じた時、不満を抱えたままイライラして過ごすよりも、相手に「頼んでみる」のがいい場合があります。「○○してほしい」「××はやめてほしい」のように言って、相手がそのようにしてくれれば、不満はすぐに解消できます。
また、「頼む」というよりも「お願いする」形がいいようです。相手の機嫌をうかがってうまくお願いができたらいいでしょう。
1 言葉づかいに気をつけよ基本的なことが多いと思いますが、何事も基本をちゃんと実践できるかどうかがキーポーイントなのだと思います。
2 相手に好感を与えよ
3 相手の反抗を尊重せよ
4 喧嘩をするな
5 相手を反抗を守り通すはめに陥れるな
6 相手が間違っていると決めつけるな
7 勝利を失うことを恐れるな
8 忍耐強くあれ、わからないことは質問せよ。
そして相手の話には耳を傾けよ
あなた自身を好きになる。これはたいへん重要です。この世はあなたがあなた自身をどう考えるかの反映といえます。あなたが他人の中に何を見るか、それはあなたがあなた自身の中に何を見るかによって決まります。自分を好きな人(わがままな人とは違います)は、人も好きになりやすいと思います。
あなたが怒りを抱くのは状況のせいではありません。あなたの状況に対する反応のせいなのです。怒りを抱くのには、それなりの状況やそうさせる人がいるからでしょう。
あなたを怒らせるのは人のせいではありません。あなたのその人に対する反応のせいなのです。
人間は他から期待される度合いに影響される。期待が人を育てると言われます。それはもちろん肯定的な期待でしょう。
ある人の肯定的な期待は他の人の行動に影響を与える大きな要素のひとつである。
人々の行動を作り出す要素は期待以外にもたくさんあることが明らかにされています。
たとえばわたしたちは、誉められ勇気づけられ自信を与えられたときのほうが、他人から屈辱を与えられ、せかされ、無関心でいられたときよりずっと成果をあげることを知っています。
あなたは常に人々に、あなたが彼らのことをどう考えているかを伝えています! あなたのしぐさが、顔の表情が、そして声の調子があなたの思考を伝えているのです。人に対する思いや考え方が相手に自然に伝わることはあると思います。
あなたが他人に対して尊敬と思いやり、そして暖かい心を抱いていれば、それは気温や空気の香りのようにまざまざと相手に伝わります。そしてあなたの人間関係は肯定的なものとなります。そればかりかあなたはあなた自身をより好ましく感じられるようになることでしょう。
「考えることは生きることである」とキケロが説明しています。「なんじの人生は、なんじの思考が形作るものである」と言ったのはマルクス・アウレリウスです。そう、あなたの人生はあなたの思考の延長です。あなたの思考を変えれば、あなたの人生が変わるのです! 人生にはむろん、あなたの他人とのかかわり方も含まれています。考え方が変われば○○が変わります。
良い思考と感情は良い人間関係を意味する。
他人の望むものを彼らに与えればそれだけ、彼らはあなたにあなたの望むものを与えてくれる「相手の望みを叶える」ことが「相手が自分の望みを叶えてくれる」ことにつながるというのが、この本の原則なのです。
人々がいったい何を欲しがっているかを知ることが必要です。また彼らの望むものをどういった方法で彼らに与えるかを知ることも必要です。そしてまたあなたは何を望んでいるのか、それを得るためにあなたが他人に何を与えたいのかを知っておくことも必要です。
他人の必要とするものを彼らに与えればそれだけ、彼らはわたしたちにわたしたちの必要とするものを与えてくれるのです。人を説得するには(人に自分の要望を叶えてもらうためには)、人を愛し人を幸せにすればいいということです。
彼らを愛して下さい。彼らの話に耳を傾けて下さい。彼らに惜しみなく与えて下さい。礼儀正しくあって下さい。彼らにあなたを許してくれるよう頼んで下さい。彼らに理解と寛容を示して下さい。言い争いはやめて下さい。彼らに自分が人から必要とされている、自分は重要な存在だと感じさせて下さい。あなたの彼らを評価する気持ちを言葉で表して下さい。
それは何事にも、そして誰の中にも良い面を見る、幼いかわいい子供たちの楽観主義の良さと似通っていると思われませんか?