しあわせ日記

6月1日(火)私を愛して
 「誰か、私を愛して」
 このような言葉をときおり目にします。
 このように思ったら、私だったらあまり幸せな気分ではないように思います。
 では、私だったらどうするか?

 「誰か、私を愛して」(ハオハオ(それはそれでいい、心の奥底ではみんなそう思ってる))
 できれば、これだけですましたいと思います。
 すまない場合には、
 (ホープホープ、どうなったらいい?)「誰かが愛してくれたらいいな」
 (ハウハウ、それには自分はどうしたらいい?)「???」
 こんなふうに考えるかもしれません。

 もう1つの考え方は、「誰か、私を愛して」と思いイヤな気もちになったら、「これは不幸になる考えじゃないかな?」(YES)「では、今の幸せになる考えは?」。
 そのヒントは、「今幸せを感じられること」または「自分の夢や目標について」または「自分が幸せにしたい人のこと」。この問題では、「幸せにしたい人のこと」がよさそうですが、それに限ることもありません。

 これらは私がよく使う考え方ですが、慣れるとらくにできると思います。完全に、すぐに、問題が解決するわけにはいきませんが、少しはラクになれると思います。よろしかったら、試して自分なりに工夫してみてください。



6月2日(水)心配

  「心配することはいいこと、でも心配しすぎると××」

 私なら、次のように心配したいと思います。
 心配をしているのに気づいたら、
 (ハオハオ、心配はいいこと、イヤな気もちにならないように考えよう)
 心配をしてイヤな気もちになったら、
 (ハオハオ、心配はこのくらいにしておこう、他のことを考えよう)
 もし、そのままにはしておけない事なら、
 (ホープホープ、何か自分にできることがあればいいな)
 (ハウハウ、今自分にできることは?)

 今自分にできることが見つかれば、いい心配をしたことになります。
 でも、いくら心配しても、今の自分には何もできない(または祈ることしかできない)こともあります。そうわかったら、心配しすぎてそれ以上、苦しんだり不安になったりしないようにしたほうがいいと思います。

 私には今、心配事があります。でも、今はなにもできません。
 心配する時には、やさしい気もちで心配したいと思います。でも、心配しすぎないように注意して、その時その時を大切にしたいと思っています。



6月3日(木)目先の問題
 くよくよしない方法(「小さいことにくよくよするな!」リチャード・カールソン/サンマーク出版)その75は、「目先の問題は、またとない教師」。

 私は、自分の問題/悩み/心配/イヤな気もちになること/不幸などは、幸せになる方法を考えるいい材料だと考えます。いちばん真剣に、現実的に、本人の身になって考えることができます。そのことが、いつか誰かの役に立てたら、と想うといっそう前向きになれます。

 私のような変人・幸せオタクは特別だと思いますが、自分の幸せになる方法・考え方などを身につけたいと思うなら、自分の問題から得られることがいちばん多いと思います。また、自分の体験から得たことは確実に自分の役に立ちます。

 私は、5つの「幸せになる方法」の1つとして「不幸を幸せに変える」ことを挙げています。そして、よく使うのが「すべてのことはいい経験」という言葉です。

 「いい経験」「何か得るものがあるはず」「自分を育てる材料」「またとない教師」などと考えることができると、それだけで問題に対する考え方が変わり、ラクに考えることができるようになります。その問題を、イヤがりながら考えるか、すすんで考えるか、その差はとても大きいと思います。それが目先の問題に対処するいい方法でもあると思います。



6月4日(金)1日を生きよ
 “心配”の対策を見つけました。

   「今日1日の枠のなかで生きよ」

 これは、私の教科書的な1冊「道は開ける」(D・カーネギー/創元社)の第1章です。
 この「1日の枠の中で生きる」という鉄のカーテンで、未来(まだ生まれていない明日)を閉め出すことができる、と書いてあります。
 「あすのことを思いわずらうな」というキリストの言葉も同様で、今日を幸福で実り豊かな生活を送ることができる、とも書いてあります。

 私は悩ましくなると、「あとで考えよう」「(一度寝てから)あした考えよう」などと思います。また、考えてもいいけど「今は決断しなくてもいい」「きょう答えを決めるのはよそう」などとも思います。(決断しない決断

 今すぐにはどうにもならないことを思い苦しむより、今の、きょうの幸せのほうが大切です。一度幸せに気分になってからのほうが、いい考えも出やすいように思います。それ以前に、「幸せに暮らそう」という大きな生きる目標を忘れたくない、と思います。



6月5日(土)人生最後の日

   「今日が人生最後の日だと思って暮らそう」
           (「小さいことにくよくよするな!」その100)

   「毎日を人生最後の日と思って生きる」
           (「楽天主義セラピー」)

 きょうが人生最後の日だとしたら何をしたいか?
 これはけっこういろいろと考えられそうです。
 何をしたい?、誰と過ごしたい?、どこへ行ってみたい?、何を食べたい?、一度はやってみたいことは?、誰かに言っておきたいことは?、死ぬ前にしておきたいことは?、・・・。
 もちろんこれは仮定の上での考えです。現実にはできないこともあります。でもできることもあると思います。人生最後の日だと思ってやってみたら、大きなものが得られるかもしれません。

 きょうすることの1つ1つを、“最後”だと思ったら、もっと大切にできるのではないでしょうか。
 見納めだと思ったら、街の景色も違って見えるかもしれません。
 最後の食事だと思ったら、もっと味わって食べれるのではないでしょうか。
 まわりにいる人と最後の時をどう過ごし、何を伝えたいでしょうか。
 1つ1つのことに感謝できたり、味わうことができるのではないでしょうか。
 こんなふうに考えたことを少しでも今の生活の中に活かせたら、もっと今を大切にできようになると思います。

 “人生最後の日”というのは、自分の幸せになる方法を考えるヒントを与えてくれるのだと思います。たまには真剣に考えてみるのもいいのではないか、と思いました。



6月6日(日)悩みの副作用
 「道は開ける」に、「悩みがもたらす副作用」ということが書いてあります。悩みは、苦しみなどの心の作用だけでなく体にもダメージを与える、ということです。
 悩みが体調や体の働きに影響を与えることはたしかにあると思います。病気になってしまうこともあり得ると思います。

 悩みの副作用はもっとあると思います。
 イヤな気分になると、否定的な考え・不幸になる考えをしがちです。そのために余計にイヤな気分になったり、不幸に陥ってしまうこともあります。
 後悔するような悪い事をしてしまうのは、何かの原因でイライラしていたり、気分が悪かった時が多いと思います。
 悩みなどによるストレスから、悪いクセにふけってしまうこともあります。

 反対に、いい気分・幸せの副作用もあると思います。
 幸せを感じることは、心だけでなく体の健康にもいいと思います。
 気分がよければ、幸せになる考えをしやすくなり、小さなことやどうにもならないことなどでくよくよする可能性も低くなります。
 やる気もでてきて、何かがうまくできる可能性も高くなると思います。

 「道は開ける」には、「悩みに対する戦略を知らないビジネスマンは若死にする」という言葉を紹介しています。

 自分の悩みにうまく対処することは、幸せに暮らすために重要です。でも、それは悩みをなくすとか、すぐに解決するとかいうことではないと思います。そうできることなら、最初から悩む必要はありません。
 いくつか問題を抱えていても、幸せに暮らす工夫が大切だと思います。その問題を考えて苦しくなったら、そこで考え方を変える努力をしたほうがいい。「私は今、悩みがあるから幸せに暮らすことはできない」などとあきらめないで、自分の問題とうまくつきあうことで、できるだけ幸せに暮らすことを心がけることが大切だと思います。

 「私にはそんなことはできない」と思う人は、「できたらいいな」と考えてみたらどうでしょうか。そして、「では、どうしたら?」とラクな気もちで考えてみてください。何か思いついたら「好!好!」。思いつかなくても「ハオハオ。今はまだうまくできないけど、努力すれば少しずつできるようになる」っていうような感じではいかがでしょうか。こんなふうに考えたほうが心がラクだと思います。



6月7日(月)忙しいことは幸せなこと?
 「楽天主義セラピー」には、心の中から悩みを追い出すには「忙しい状態でいること」と書いてあります。そのわけは、心理学が明らかにした基本的な法則のため。その法則とは、「人間は一度に《1つのこと》しか思考できない」ということ。

 ハオハオ、そのとおりだと思います。私は、別に忙しくしなくても、この法則を活用できると思っています。(たとえ小さなことでも)幸せになることを考えられれば、不幸なことを考えなくてすみます。人は、一度に1つのことしか考えられず、幸せと不幸を同時に感じることはできないからです。

 では、何をすればいいでしょうか?
 私は、そのヒントとして、今幸せを感じられること、自分の夢や目標、幸せにしたい人の3つを思い浮かべます。自分の幸せになる方法をたくさん持っていたり、やりがいのある夢や目標を持っていたり、幸せにしたい人がたくさんいれば、幸せになることで忙しくすることができます。

 ところで、きょうからあしたまでの私は、ここしばらくなかったくらいに忙しいのです。めったにないことが5つも重なってしまいました。これも幸せなことなのだろうか。まぁ、いいか。なるようになる。ハオハオ。



6月8日(火)ストップ!

 「人が自分を嫌っているって、どうして思うのですか?」
 人の考えていることは確かにはわかりません。不確かなことのために、自分がイヤな思いをするのはソンだと思います。
 「人の言動に左右されて、自分の将来を決めるのですか?」
 自分の将来は自分の希望や信じるところによって決めたほうがいいと思います。人がきっかけになることはあっても、自分の意志で決めたほうが後悔しなくてすむと思います。
 「怒りにまかせて行動するのはやめましょう」
 人は、イライラしている時や、怒っている時や、疲れている時などには、悪い考えをしがちになります。そういう時には、大事なことは考えないほうがいいと思います。少なくとも、そういう時に決断するのはやめたほうがいいと思います。

 ある人に伝えようと、きのう・きょうといろいろと考えましたが、結局、伝えませんでした。

 「道は開ける」の中で、次のような言葉を紹介しています。
 悩みは人間が活動しているときではなく、1日の仕事が終わったときに人間に取りつき、害をなすことが最も多い。そんなときには、やたらに妄想がほとばしり、あらゆる種類の馬鹿げた可能性を俎上に載せ、取るに足らない失策を1つ1つ拡大して見せる。
 私も夕方に、イヤな気分になる悪い考えをしてしまうことがあります。最近は、それにすぐに気づくことができ、「今考えるのはよそう」とストップすることができます。
 でも、帰りの電車の中で、本を読むか、この日記に書くことを考えていると、電車を降りるころには、すっかり幸せ思考になれます。自分の好きなことをすれば、気分がよくなるのは、自然なことだと思います。



6月9日(水)人への怒り
 「人に対する怒り」について、少し考えてみようと思いました。
 怒って(自分に)いいことって、少ないような気がします。“ムカつく”というように、気分が悪くなるだけのことが多いような気がします。
 怒ることは体によくないと思います。
 怒りにまかせてよくないことをしてしまうと、あとでたいへんなのは自分です。

 どうして怒ってしまうのか、考えてみました。
 自分が思っているように人がしないと、怒ってしまうことが多いように思います。人が○○してくれない、人がちゃんとやらない、人がよくないことをした、・・・。
 そこには、「人はこうでなければならない」のような隠れた思いが働いているような気がします。「人は正しくなくてはいけない」「人はやさしくなくてはいけない」など。

 ところが現実には、人は自分の思うようには動いてくれないし、悪い事をする人もやさしくない人もたくさんいます。
 人を変えることは可能でしょうか? 人を変えることは簡単なことでしょうか?
 ひとりを変えても、他にもいっぱいいて、キリがないのではないでしょうか?
 接しなくてもいい相手なら、接しなければいいのですが・・・。
 では、どうしたらいいでしょうか?
 自分の感情をうまくコントロールできるようにする、自分の考え方を変えるなど、“自分を変える”ほうがあてになる方法ではないでしょうか。

 「怒りがコントロールできない」も参考になると思います。



6月10日(木)小さなことで怒らない
 “怒る”のでいちばんバカバカしいのは、ぜんぜん知らない他人に腹を立てることだと思います。
 街ですれ違う人、電車やバスで偶然近くに居あわせた人、たまたまある場所でいっしょになった人、・・・。
 どうせすぐに忘れてしまう人、二度と会うこともないだろう人、一度も話をすることもない人などに怒っても、まったくムダだと思います。

 私は、「ハオハオ、世の中にはこんな人もいる」「こんな人のためにイヤな気分になるのは損だ」などと考えられるようになって、あまり他人に腹を立てることはなくなりました。

 知っている人、ある程度は接しなくてはならない人でも、同じように考えられる時があると思います。自分が幸せに暮らしたかったら、小さなことで怒らないことが大切です。


   

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