「幸せになる方法」実践講座

第15講 幸せに暮らす習慣を作る

 本講が最終講です。幸せになる方法のまとめとして、幸せに暮らす習慣を作ることを挙げたいと思います。

1.日々の幸せを感じる習慣を作る
 日常生活の中で幸せを感じられるかどうかは習慣によります。習慣は意識して始め、工夫と継続によって自ら作り上げることができます。幸せを感じる実践方法はすでに、第1講幸せを感じられるようになるためにで紹介しました。ここではもう1つ、自分の幸せになる方法を持つことをお勧めします。日常生活の中で役立つ自分の幸せになる方法と呼べるものを1つ1つ増やしていくことです。自分で探したり、考えたりした方法を実際に試して、自分に合った方法を生活の中に習慣として取り入れていきます。自分の幸せになる方法だと信じられるものは役立ちます。それがたくさんあれば、幸せに過ごせる時間は増えます。
 例えば、私の「しあわせ日記」の中にはそういうものがたくさんあります。よろしかったら、あなたが考えるヒントを探してみてください。

2.幸せになることをする習慣を作る
 幸せをただ待っているだけでは、いつ幸せを感じられるかわかりません。自ら幸せになることを考え、実践しましょう。3つのことをお勧めします。
 1つめは、日常生活の中でする幸せになることを考えて実行しましょう。幸せになる方法を実践する(特に1.)を参照してください。
 2つめは、自分の夢や目標を持って生活することです。第4講目標を持って生きる、第5講目標達成への過程を楽しむを参照してください。
 3つめは、自分が幸せにしたい人を幸せにすることを考え、実践することです。第9講人を幸せにするを参照してください。
 ここに挙げた3つのことは、不幸なことを忘れるためや、小さなことに悩まないためや、イヤな気分をよくする方法としても使うことができます。自分の幸せになる方法や、自分の夢や、幸せにしたい人が、不幸から自分を救ってくれることがあります。自分の幸せになる方法、自分の夢、幸せにしたい人を探しましょう。自分の幸せのために。

3.イヤな気分、不幸な感情で過ごさない習慣を作る
 日常生活の中で、自分のイヤな気分や不幸な感情に気づいたら、イヤな気分ですごさない(第2講)ようにしよう。重大な問題は後で1人になってから落ち着いて考えましょう。生活の中ではその時その場を大切にしてください。そして、1人で問題について考える時には、自分で不幸を創り出さない(第10講)ように気をつけてください。起こってしまった不幸な出来事に対しては、不幸を幸せに変える(第13講)ように努力してください。不幸な感情にとらわれている自分を自ら救い、生活の中で発生する問題にうまく対処していくことが幸せに暮らすためには重要です。

 この3つの習慣が身につけば、相当に幸せに暮らせるようになると思います。すぐにはうまくできなくても、努力を続ければ必ず上達します。「こんなこと私にはできっこない」などと最初からあきらめないでください。もし、「幸せになる方法」の実践方法を実際に試してみて、うまくいかない人は、その内容を私に伝えてください。できる限り力になりたいと思っています。

 あなたが幸せに暮らせることを心よりお祈りいたします。
                           本多時生

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