「幸せになる方法」実践講座

第14講 幸せになる能力を向上させる

 より様々な幸せを、より確かに、より多くの時間に感じるためには、幸せになる能力を向上させることです。幸せになる能力としては、幸せを感じる能力、自分を信じる能力、幸せを選択する能力、人を幸せにする能力、不幸にならない能力などが考えられます。
 本来なら、自分の生活の中でこれらを向上させていけばいいわけですが、無意識に生活していてはなかなか向上しません。自分に足りない能力を一時的に補うことや重点的に鍛えるには練習が役立ちます。ここでは、幸せになる能力を向上させる練習方法を8つ挙げます。練習の時間をつくって、やってみてください。

1.過去の自分の体験の中から幸せを感じる練習
 自分にとっての幸せとはどんなものかわからないという人はやってみてください。そして、自分の幸せに気づき幸せを感じる能力を高めてください。
2.人の幸せの中から自分の幸せを感じる練習
 自分の幸せや夢を探したい人はやってみてください。また、人の幸せを見ると羨んだり落ち込んだりして不幸になってしまう人は是非やってください。人の幸せは自分の幸せにすることができます。
3.自分自身を知り、変えていく練習
 自分の言動や考えを見つめ直してみることで、自分の思考と行動のパターンを知り、それを幸せなものに変えていくことができます。思い通りに行動できなかった後や自分が不幸だと感じた後などの時間に余裕のある時にやってみてください。
4.問題・悩みについて把握する練習
 問題や悩みが発生した時に、そのことにとらわれてはいけません。必要以上に考え過ぎてはいけません。否定的な考えを繰り返してはいけません。そこで重要なことは、問題や悩みについてよく把握し、幸せになるような取り組み方をすることです。
5.幸せになる考えを選択する練習
 自分の幸せを基準にして考える練習です。人生の様々な選択においては、問題と自分の気持ちを落ち着いて整理して明らかにすることが重要です。自分の幸せを選択すれば、自分のやりたいことができるようになります。それが人生の幸せな選択です。
6.人を受け入れる練習
 人の事で腹が立つ、よく人とトラブルを起してしまうなど、人間関係で不幸になりやすい人はやってみてください。人を受け入れることは難しいことです。しかし、人を受け入れる能力は努力によって向上させることができます。人を受け入れられるようになれば、幸せに暮らせる時間が増えます。
7.世の中の他人の不幸を幸せに変える練習
 不幸な出来事を幸せに変える考え方をするための練習です。どんな不幸も幸せに変えることができるようになります。また、この練習は幸せになる能力を育てる総合的な練習です。深く考えを巡らせば、多くの幸せを学ぶことができるでしょう。
8.自分の過去の不幸を幸せに変える練習
 不幸を幸せに変える練習としてだけでなく、これからの自分の人生を変えていくのに役立ちます。自分の過去の不幸を幸せな出来事に変えて、これからの人生を前向きに歩んでいくことができます。

 ここに挙げた幸せになる能力を向上させる練習をすべて実施する必要はありません。自分がやってみたいこと、何かを得られそうだと思えることをやってみてください。自分の幸せについて何か気づくことがあればいいと思います。

第15講 幸せに暮らす習慣を作る

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